回答一覧 - 高度医療(体外受精・顕微授精・ギフト他) No.22 - |
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年齢:30 基礎体温:不明 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:4回 体外受精:0回
オーストラリアで治療を受けています。2ヶ月前に、初めての体外受精(IVF)をする予定でした。
周期5日目から、Puregon150IUを5日間、100IUを2日間投与、数回の血液検査で値(エストロゲン?)が高かったので、誘発剤を中止して2日間様子を見ましたが、数値は上がり続けて、キャンセルになりました。 もともと、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で、去年の人工授精(AIH)にPuregonを使用した時に、卵が多くできすぎた経験があるので、排卵誘発の前に「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が心配なのですが、150IUは多くないですか?」とは伝えていました。ですから、今回の危険は予想できなかったのか、誘発剤の使用量は適当だったのか、疑問が残ります。今回支払った料金は全額次回にまわされ、4回分の診察料はそれとは別に請求され、体が元に戻るまでの超音波検査も毎回料金がかかり・・・・大変な思いです。日本に帰る予定もあるので知りたいのですが、日本ではPCOSの患者さんに対して、体外受精前にどのような対応をしているのでしょうか。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という診断がついている方は、排卵誘発の際には十分注意が必要です。色々な方法がありますが、もしも排卵誘発剤を使うのであれば、ごく少量のFSHを使うか、その排卵誘発剤を使う1〜2周期前にピルを使って卵胞の数を減らすことが必要です。いきなり注射をするのは危ないですよ。更に、腹腔鏡下に卵巣を焼灼するという方法が非常に効果的です。日本では保険が効きますので、この方法がベストかもしれませんね。いずれにしても、いきなり注射を打つのは避けた方がよいと思います。[2007年8月2日]
(院長:田中温)
年齢:30 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:8回 人工授精:1回 体外受精:2回
セントマザーでお世話になっています。
全胚凍結で自然周期に拡張胚盤を移植して、無事妊娠に至りました。ありがとうございます。 前回、採卵周期に移植して一度妊娠していますが、6週目で流産しました。今回は、お薬をまったく使わず、自然周期に移植したのですが、流産率は自然妊娠と同じと考えてもよいでしょうか?それとも顕微授精(ICSI)をしているので、流産率は少し高くなるのでしょうか?また、内膜が8mmと薄い時の陽性反応でしたが、内膜の厚さは、流産と関係するのでしょうか?4w3dで14mmとなっていましたが、薄い気がして・・・流産するのではと毎日心配でたまりません。
全治療の中で、最も妊娠率が高いのは全胚凍結し、自然周期戻しです。自然周期戻しには、まったくお薬を使わずに排卵を確認した後に戻す方法と、ホルモン剤を使う方法がありますが、妊娠率はこの自然周期戻しとホルモン周期戻しに差はありません。流産率は、自然周期戻しの方が明らかに低くなり、10%以下と良好です。内膜が多少薄くても、自然周期に戻されたのはよかったと思います。4週3日で14mmというのは良好な値になっていますよ。[2007年8月2日]
(院長:田中温)
年齢:36 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:5回 人工授精:0回 体外受精:1回
1年半前に、チョコレート嚢腫の手術を受けましたが、現在も小さなチョコレート嚢腫と子宮腺筋症があります。また、子宮の大きさは、一般的な大きさの1.5〜2倍あるといわれています。
先日、体外受精(IVF)をして、2個の胚を移植しましたが、妊娠には至りませんでした。残り13個の胚を4回分に分けて凍結しており、グレードは良好だということです。次の周期に自然周期にて胚移植をする予定ですが、それでもうまくいかない場合は、腺筋症による着床障害が原因のひとつだと考えられるため、残りの3回の胚移植前に4ヶ月程かけて腺筋症の治療をするように勧められています。 ただ、副作用や年齢的なことを考えると、4ヶ月かけて腺筋症の治療をするべきなのか迷っています。 1. GnRHもしくはダナゾールによる治療があるそうですが、どちらを選択したらよいのでしょうか? 2. 着床障害と考えた場合、腺筋症の治療は、どの程度効果が期待できるのでしょうか? 3. 腺筋症の治療をしないで胚移植を続けても、妊娠の可能性は低いでしょうか?
それぞれお答えいたします。
1. 子宮腺筋症は、子宮筋層に内膜症の状態が起こったもので、薬物治療にかなり抵抗性です。一時的に改善するとは思いますが、元に戻るまでには至りません。また、治療中は、避妊をしなければなりません。 2. 子宮腺筋症の治療は、効果が期待できにくいと思います。 3. 子宮腺筋症の治療効果は期待しにくいため、体外受精(IVF)でできるだけはやく妊娠するようにすべきだと思います。腺筋症があることで、妊娠の可能性は少し下がりますが、妊娠できないわけではありません。特に子宮内膜の状態がよければ、妊娠の可能性はかなりあると思いますよ。[2007年8月2日] (産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:34 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:7回 人工授精:0回 体外受精:2回
転院してから2回目の体外受精(IVF)に挑戦しています。
生理3日目からセロフェンを服用し、8日目まで服用したところで卵が18mmになったため、生理9日目にスプレキュアを点鼻し、11日目に採卵しました。 1つ採卵できて、採卵の翌日受精卵になりました。採卵2日目の分割確認の時に「分割速度が速すぎるため、戻せないかもしれない」と言われました。採卵2日目には4分割が普通ですが、私の場合、7分割だったということです。これまでは、分割が止まったり遅かったりで、着床にも至っていなかったのですが、分割は速すぎてもだめなのでしょうか?
分割が速すぎるというのは問題になりません。おそらく、これは細胞が少し壊れてしまったフラグメンテーションという状態ではないでしょうか。しかし、採卵2日目で7分割になることはたまにありますよ。決して悪い状態ではありません。戻して着床する可能性は十分にあると思いますよ。[2007年8月2日]
(院長:田中温)
年齢:35 基礎体温:二相性ではない 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:3回
現在、3回目の体外受精(IVF)で、HMGの注射をしています。
1回目の治療中に「チョコレート嚢胞があるけれど大丈夫でしょう」を言われて、治療を進めたのですが、うまくいっていません。チョコレート嚢胞は本当にあるままでよいのでしょうか?チョコレート嚢胞があってはうまくいかないのではないかと不安でたまりません。
チョコレート嚢胞は良性疾患ですから、体外受精(IVF)に影響はないと思います。但し、発育する卵胞数が減るという欠点があります。採取される卵の質には影響はありません。もし、子宮内膜症が子宮筋層内に及んでいる場合、すなわち、子宮腺筋症の場合には、多少、着床障害があるかもしれません。基本的には、月経痛などがない場合には、無理に処置をせず、チョコレート嚢胞があるまま治療に入られても大丈夫ですよ。[2007年8月2日]
(院長:田中温)
年齢:34 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:2回 人工授精:4回 体外受精:2回
はじめまして。今回2回目の顕微授精(ICSI)を行いました。受精卵4個のうち、1個は初めて8分割になったものの途中で成長が止まってしまいました。同じ時期に採卵し、凍結していた残りの3個をすべて融解しましたが、移植当日に分割しておらず、翌日まで待つことにしました。
1回目のICSIでは、やはり分割が遅い5分割を1個移植しました。妊娠反応はうっすら出ましたが、結果は駄目でした。私は身長が143.5pしかなくて低身長です。特別大きな病気はないのですが、染色体異常でしょうか?
低身長で、月経不順がみられる場合には、ターナー症候群という染色体異常の可能性もありますが、あなたの場合には、卵がとれて分割していますから、染色体異常はないと思いますよ。卵の数がもう少し採れるような排卵誘発法をすると有利でしょう。もし、体重が重いようでしたら、少しダイエットをして、理想体重にすることは、卵の質を高める上でも有利ですよ。[2007年8月2日]
(院長:田中温)
年齢:35 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:3回 人工授精:2回 体外受精:4回
セントマザーにて遠隔治療をしています。先月、体外受精(IVF)の前に地元病院にて卵胞チェックをしました。セントマザーでは、1本目の注射の前に診察してもらうようにと、ご指示を受けましたが、生理の1週間前に、ご挨拶がてら、紹介状を持って地元の病院に行った時に、先生から「今日卵胞チェックしちゃいましょう」と言われてチェックしました。その時に、9mmのものが1つありました。先生は「この位なら全然問題ないでしょう・・」との返答だったのですが・・・その後、生理3日目には注射のみで、4日目に診察した時には、すでに15mmに育っていました。そこで、質問です。
1. 体外受精(IVF)を行う前に残存卵胞がないかどうかをみていただきますが、何mm以内の大きさなら影響を与えずに治療に進めるのでしょうか?それとも、小さくても存在していればダメなのでしょうか? 2. 卵胞チェックは、「生理前、高温期になってから」と「生理3日目」と、どちらでも構わないのでしょうか? 回答をいただければ嬉しいです。
20mm以内のものが1個以下であればいいと思います。20mmを超えてくると今回の卵胞数や成長が抑制され、数が減ったり、残存卵胞ばかり大きくなって、今回の卵が成長しないことがあります。チェックの時期は、生理3日目の注射を始める時期にみるのが一番よいと思います。それが無理ならば、生理直前にチェックすればよいと思います。[2007年8月2日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:29 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:39回 人工授精:11回 体外受精:1回
先日、顕微授精(ICSI)をしました。21日に採卵をして、5日間培養して、26日に初期胚盤胞と胚盤胞を移植しました。待つことができず、移植から3日後に、早期検査薬で調べたのですが、結果は陰性でした。採卵周期に移植をした場合、採卵から9日も経っていれば、うっすらとでも反応が出たりしないのでしょうか...やはり妊娠していないのでしょうか。HCGは着床した時点で出はじめるのだと思っていますが、それは合っていますか?時間が経てばわかることだとは思いますが、どの時点で妊娠がわかるのか、教えてください。
妊娠反応は、HCGの定性検査ですが、採卵から14日目くらいではっきりと出てきます。しかし、検査薬の種類によっては、低単位のHCGがひっかかる場合もありますので、もっと早く反応が出ることもあり、一概にはいえません。詳しく調べる場合は、HCG-βという検査を採血で調べることもできますので、早く知りたいと思えば、受診をして、採血で調べてもらうとよいかもしれませんね。[2007年8月2日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:40 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:2回
セントマザーで体外受精(IVF)をしています。
2回目の体外受精はホルモン周期で採卵、3個採れて4分割(2個)と8分割(1個)を全胚凍結しました。その後2周期あけて自然周期で8分割2個と桑実胚を1個戻しました。子宮内膜の厚さは11.1mmと良好です。凍結卵も良好とのことでしたが、着床しませんでした。なぜでしょうか。子宮内膜に何か問題があるのでしょうか。 また、移植後はプレマリン5錠とヒスロン6錠、プロゲステロン膣坐薬を移植当日から妊娠判定まで継続していましたが、服用中に着床するのでしょうか?着床しない場合、受精卵は子宮の中でどのようになっているのですか?
当院の患者様ですね。よい結果がでなくて、誠に申し訳ございません。自然周期で、8分割2個と桑実期胚1個、内膜11.1mmは非常に良好で、当院のデータとしては、50%は妊娠する条件だと思います。しかし、これでよい結果が出ないのであれば、この桑実期胚は胚盤胞まで分割しなかった可能性があります。次回は、もう1日培養してみるのもひとつの方法でしょう。また、ホルモン剤で内膜を作る方法ではなくて、自然周期で排卵日を見つけて戻す自然周期戻しではいかがでしょうか。また、飲み薬のかわりに膣剤薬や貼り薬という他の方法を試してみる価値はあると思います。来院時にお申出ください。詳しくご説明をさせていただきます。[2007年7月15日]
(院長:田中温)
年齢:30 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:4回 人工授精:6回 体外受精:1回
初めての体外受精(IVF)を行いました。卵巣巨大嚢腫で左の卵巣を摘出しているため、右の卵巣での誘発を試みました。クロミッド内服で卵胞は2つ、その間注射は3回ほどしました。
採卵は麻酔なしで行ったのですが、とても痛く、痛みで腰が引けて泣いてしまいました。先生は危なくて採卵がうまくできないと怒っていましたが、結果、採れた卵子は1個でした。 その卵子も異常受精で移植不可能となり、次の体外受精に望みたいのですが、あの採卵時の痛みが耐えられる自信がないのと、先生が怖くて、なかなか次の治療に踏み切れません。採卵の痛みに耐えられないということは体外受精はしないほうがよいのでしょうか。もうあきらめるべきなのかと悩んでいます。
採卵時の体の負担や痛みは、採卵数や場所、その周囲の状況、卵の作り方によって様々です。また、痛みの感じ方には個人差もあります。私自身は、麻酔の免許もあり、採卵時に安全な範囲内で、できるだけ無痛になるように麻酔を行っていますので、痛みに耐えられないことが原因で、治療をあきらめるという患者様はいらっしゃいません。一度ドクターに、その痛みや怖さのために体外受精をあきらめることも考えるほど悩んでいることを率直にお話され、必要に応じて麻酔をかけていただいたらいかがでしょうか。[2007年7月15日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:42 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:5回 体外受精:7回
治療を3年間続けております。
色々な検査の結果、特にこれといった原因は見当たらないのですが、一度も陽性反応が出ません。体外受精(IVF)では、毎回受精までいき、胚盤胞でも何度か戻しました。しかし、何らかの理由で着床しないようです。 このような場合、人工授精(AIH)を行っていた時も、受精まではいっていて、着床に問題があると考えられるのでしょうか?着床のみに障害があるとすれば、確率的には人工授精でも体外受精でも、あまり変わらないでしょうか。着床障害の原因や治療方法を教えてください。
人工授精(AIH)と体外受精(IVF)では明らかに妊娠率が異なります。体外受精では分割胚までの状態を把握できますが、人工授精ではその確認ができません。また、移植の状態も異なります。
着床障害として、一番問題は、子宮内膜が8mm以下(特に6〜7mm以下)と薄い場合です。着床しやすくするためには、卵胞ホルモンや黄体ホルモンを投与する方法、長期培養(4細胞から桑実胚もしくは胚盤胞まで育てて移植する方法)、アシステッドハッチング(分割胚の殻の部分である透明帯をカットしてから移植する方法)、GIFT・ZIFT法(卵管に問題がない場合に腹腔鏡下で卵管内に胚を移植する方法)など、様々な方法があります。[2007年7月15日] (産婦人科医:永吉基)
年齢:30 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:8回 体外受精:0回
1年前まで、夫は重度乏精子症でしたが、漢方薬の治療で正常になりました。私は右卵管狭窄です。
人工授精(AIH)を8回して、そのうち5回は左からの排卵でしたが、妊娠しませんでした。そろそろ体外受精(IVF)にステップアップしようと思っています。 セントマザーでは、体外受精をして受精できない場合は、ドクターの判断でその場で顕微授精(ICSI)に切り替えてもらうことはできるのでしょうか?また、卵の培養も最初から長期培養でしてもらえるのでしょうか?体外受精に何度もトライできるならよいのですが、経済的な問題で1回にかけたいので、顕微授精の長期培養で少しでも成功率をあげたいのです。が、その考えをドクターに言ってもいいのかな・・・と、直接聞けずメールしました。
排卵時の卵の状態や精子の状態によって、随時体外受精(IVF)から顕微授精(ICSI)に変更することはありますし、前もって顕微授精や長期培養の件を院長に申し出ていただければご希望に沿うことが可能です。卵の培養は、長期培養をご希望のようですが、その時の卵の状態によっては、長期培養に向かないことがあり、ご希望に沿えない場合も御座いますので、ご了承ください。[2007年7月1日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:37 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:6回 人工授精:7回 体外受精:5回
子宮外妊娠で卵管閉塞し、体外受精(IVF)を行っています。腺筋症・内膜症があり、採卵数が2〜4と少なく、質もよくないので、昨年、ボンゾールを1日200mg、100日間ほど服用しました。副作用等を考慮し通常の400mgを減らしているそうです。
その後、採卵を2回(1回目:5個採卵3個受精、2回目:4個採卵1個受精)、ともに顕微授精(ICSI)をして、移植1回行いましたが着床せず、再度今年にボンゾール治療中です。 昨年と比較して、微量の月経、排卵痛・月経前痛があり、薬の効き目が弱いようですが、それでも服用する意味はあるのでしょうか?また、腺筋症や内膜症がある場合の採卵グレードアップに何か他の治療はないでしょうか? 私のような不妊患者にどのような治療が最適でしょうか?
子宮内膜症の方の不妊治療は、たしかに難しい面がありますが、内膜症の治療としては、いくつか方法はあります。当院に、あなたと同じような治療の結果データが十分ありませんので、どうすればよいかを正確にお答えすることができません。申し訳ありません。お薬の効きが本当に悪いようであれば、主治医に相談され、あなたにあった方法で治療をされてください。[2007年7月1日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:33 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:2回 人工授精:0回 体外受精:0回
今日は生理周期17日目です。5日目から5日間クロミッドを1日2錠飲みました。
12日目に卵胞を調べたところ30mmで「今回は薬がよく効いたね」と言われて安心していたのですが、15日目に排卵を確認したら、卵胞が44.6mmになっていました。 卵胞が大きくなりすぎると思い先生に質問したところ、「卵胞が45mmなんて有り得ない。きっと排卵済みだよ。そう仮定して18日目からデュファストンを飲んで。」と言われました。 基礎体温は低温期のままですし、エコーでは卵胞の黒い影のようなものがしっかりと写っていたので、排卵していないのではと質問すると「黒い影は卵胞とは限らない。水が貯まっているかもしれないし。」と言うのです。低温期のままの基礎体温表を見て「体温も上がってきているじゃない。」とも言います。もちろん、本日も基礎体温は低いままです。なんだか、受診する度に不安が大きくなる気がします。 エコーで卵胞が45mmになっていても、排卵している可能性はあるのでしょうか?水が貯まっているなら、何か治療しなくて良いのでしょうか?どうか教えてください。
黄体化未破裂卵胞ではないかと思います。卵胞は尿中LHがピークになって約24時間後に排卵しますが、色々な理由によって排卵しない場合には、卵胞は更に大きく40mmくらいになります。排卵しないために黄体化が円滑に行われず、2〜3日、大きな嚢胞として、超音波上観測されます。しかし、この嚢胞も1週間経つと体内に吸収され、超音波上だんだんと白っぽくなってきます。
排卵しなくても黄体化ホルモンは分泌されますので、基礎体温は高くなります。ですから、基礎体温が高くなったことが排卵を示していることにはなりません。排卵の確認のためには、まず尿中LFホルモンの上昇の確認、48時間以内の卵胞消失、黄体の確認、内膜の肥厚、最終的には血中黄体ホルモンの濃度が5以上ということが診断の内容です。あなたの場合には、排卵していない黄体化未破裂卵胞だと思います。もし、この状態を何度も繰り返すようであれば、卵巣周囲の癒着が考えられますので、腹腔鏡検査が必要だと思います。[2007年7月1日] (院長:田中温)
年齢:40 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:4回 人工授精:5回 体外受精:2回
体外受精(IVF)をしています。
1回目はアンタゴニスト法で3個採卵、この時に打ったHMGの総量は1500単位でした。(初期の流産でした。)2回目ロング法にて6個採卵、総量は2700単位です。(現在結果待ち。) ある書籍にて、年間のHMGは4500単位まで、と読んだ事があるのですが、信憑性はありますでしょうか?信憑性があるのなら、すでに4000単位を超えているので、しばらくお休みをしなければならないのかと思っています。年齢的なこともあり、時間的な余裕はありませんが・・・
どのようなことを根拠に4500単位という数値がでているのか、もしもよろしければ書籍をお教え下さい。
当院では、患者様の体調、卵巣、子宮等の問題がなければ、2〜3ヶ月に1回の割合で治療は可能と考えています。[2007年6月16日] (産婦人科医:永吉基)
年齢:32 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:6回 人工授精:6回 体外受精:1回
現在通っている病院では、体外受精(IVF)をして2週間後の判定日がありません。2週間後に診察はありますが、血液検査や尿検査をするわけではなく、エコーを取って終わりです。こんなやり方をしている病院は、他になさそうなので疑問を持ってしまいます。通常であれば、高温期14日目頃には、判定が出ている時期なのに、何もわからないままずっと過ごすことが苦痛でなりません。注射も打つので、市販の検査薬では反応が出てしまうため、結局何もわからないまま、生理がくるのを待っている状態になります。このようなやり方をどう思われますか?どうすればよいのでしょうか?
病院にはそれぞれの治療方法があります。少し勇気がいるとは思いますが、今通っている病院のドクターに、現在あなたが感じていることを話してみて、その返事をきいてみてはどうでしょうか。あなた自身がその返事に納得されるのであればよいのですが、納得できない場合は、市販の検査薬で調べることや、思い切って施設を変えることを考えるべきだとお思います。不妊治療に限ってではありませんが、治療は、ドクターと患者様との信頼関係で成り立っています。不満があればその旨を言って解決されることをお勧めします。[2007年6月16日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢: 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
体外受精(IVF)での異常児の率は、正常妊娠と変わらないと聞きます。しかし、先日、胎盤や臍帯に異常が発生する頻度が自然妊娠を大幅に上回ると言う記事を見かけました。やはり、そういったリスクが高いというのは覚悟しておいた方がいいのでしょうか?実際に多いのでしょうか?
胎盤や臍帯に異常が発生する確率は、体外受精(IVF)であっても正常妊娠であっても、非常に低いものです。非常に稀である症例に関しては、統計学的処理では不可能ですから、その頻度が体外受精で大幅に上回るというようなことを統計学的に断定できることはありません。従って、この記事の根拠と信憑性は大いに疑われます。
当院では、体外受精の治療によって、これまでにお子様が非常に多く誕生されていますが、上記のようなことはありませんよ。ご安心下さい。[2007年6月16日] (産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:31 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:?回 人工授精:?回 体外受精:?回
人工授精(AIH)を3回したのですが、うまくいかず、2月に体外受精(IVF)にステップアップしました。自然周期採卵をしています。採取した卵子のグレードは3で、透明帯に傷があり、少し破れていると言われました。しかし、担当医には「透明帯は最終的にはいらないものだから様子を見ながらこのまま進めます」と言われ、結局、顕微授精(ICSI)を行いました。採卵から5日後に胚盤胞移植となりました。胚盤胞のグレードも3で胚の大きさは140μmでした。幸い妊娠をして現在4ヶ月なのですが、別の産婦人科で「血清マーカーテストを受けたほうがいい」といわれました。その理由として、顕微授精は体外受精に比べて症例が少ないので、透明帯の問題が影響するかもしれないということでした。目の前が真っ暗になり、不安で不安で仕方がありません。本当にそのような問題があるのでしょうか?生まれてくる子供に何か影響があるのでしょうか?
透明帯は卵の外側にある殻です。ここに傷があっても、中の卵に傷が入っているわけではありませんので、心配はいりませんよ。安心して出産されてください。[2007年6月16日]
(院長:田中温)
年齢:36 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:5回
卵管閉塞のため、顕微授精(ICSI)をしています。胚凍結をして、これまでに5回の戻しをしましたが、妊娠に至りません。分割は4分割以上で戻しています。
胚移植のタイミングは先生方の判断に頼るしかないのですが、胚移植時に、2人の先生の判断が異なった上、未排卵と判断されたにも関わらず、その後の血液検査では排卵済みとされて、胚移植ができなかった周期があります。それで現在の病院に不信感が出てきました。不妊治療で有名な病院ですので、私も全面的に信用して治療をしていきたいのですが・・・ 卵の質がたとえ悪かったとしても5回も戻しているのに、1回も着床しないなんて・・・。運動や食事に気をつけ、体調を整えているのに、どうして着床してくれないのでしょうか。椎間板ヘルニアで骨盤にかなりゆがみがあるのですが、それが影響しているのでしょうか?戻すタイミングによって着床率は大きく変わりますか?
顕微授精(ICSI)で妊娠するためには、良好な胚と同時に良好な着床条件が必要です。自然周期で戻しているのであれば、いつ排卵したかが重要な鍵となります。排卵のタイミングは、経膣超音波と尿中LHを測っていれば、見逃すことはないと思います。残念ながら、排卵のタイミングを見逃した場合には、血中の黄体ホルモンを測れば、排卵予測がつきます。月経周期が不規則で、排卵日がわかりにくい場合には、ホルモンで内膜を調整した方が楽かもしれませんね。椎間板ヘルニアはあまり関係ないと思います。最終的には、卵の質が最も影響すると思います。[2007年6月16日]
(院長:田中温)
年齢:32 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:12回 人工授精:6回 体外受精:3回
これまでに、ロング法1回、クロミッド服用の自然周期法2回を経験しております。ロング法では、3個採卵、うち1個受精(グレード4)でした。クロミッドでは、2〜3個採卵、受精のグレードは1〜3(多精子受精1個)という結果でしたが、1度も妊娠していません。
子宮内膜症で生理痛がかなりひどいため、2周期ピルを服用して、生理痛を緩和させました。今回の採卵はHMG+アンタゴニスト法を予定していましたが、3日目のエコーで胞状卵胞が2個しか見えず、クロミッドに変更になりました。血液検査はしていません。クロミッドを5日間服用して8日目に再度エコーをしましたが、卵子は1つだけしか見えず、5mmと成長も遅いので今回はキャンセルになりました。 次周期は、生理3日目に来るようにと言われていますが、それまでにホルモン補充などをした方が良いのでしょうか。何もせずこのまま過ごして、また採卵できるようになるのでしょうか・・・・チョコレート嚢腫でロング法でも少ししか採卵できなかった(質も悪い)のですが、HMG注射+アンタゴニストで取れるようになるでしょうか。
チョコレート嚢腫(卵巣子宮内膜症)は悪性な疾患ではありませんが、卵巣が大きくなるにしたがい、正常な卵子を作る場所が狭くなり、卵の数が減ってしまいます。そのような意味では、臨床的には頭を悩ます状態であるといえます。
胞状卵胞が少ない場合の対処も簡単なことではありませんが、ロング法は卵巣への直接影響が強くなるために卵の数はかなり減ると思います。ですから、ロング法やアンタゴニストを用いる方法はしない方がよいかもしれませんね。HMGとクロミッドだけで誘発してみてはどうでしょうか。しかし、いずれにしても、採卵数は2〜3個になるかもしれません。しかし、質の良い卵が採れれば、妊娠・出産の可能性はあります。尚、ホルモン補充は原則的には必要ないと思います。[2007年6月16日] (院長:田中温)
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