回答一覧 - 高度医療(体外受精・顕微授精・ギフト他) No.58 - |
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年齢:34 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
これまでの治療で妻は新鮮胚移植を繰り返しているのですが、通常の資料では、卵子にしても胚にしても、凍結した場合の妊娠率が高いです。それであれば、最初から凍結胚移植を選択することはできないのでしょうか?新鮮胚移植を行うメリットはあるのでしょうか?
一般的に胚は凍結・融解時に一部が退行変性することがあり、胚の質が良くない場合、変性の度合いは著明になり移植できなくなります。そのため、当院においては凍結胚は厳選しており、全ての胚が凍結可能というわけではありません。凍結できる胚が育った場合、凍結胚移植を進めてはいかがでしょうか。[2013年8月31日]
(産婦人科医:御木 多美登)
年齢:31 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
今まで4回採卵し、全て拡張胚盤胞まで育った胚を凍結後移植していますが着床しません。このまま同じ方法を繰り返していて結果は出るのでしょうか?他に何か良い方法は無いのでしょうか?
また、融解後の胚はどれも凍結前に比べ収縮しているものなのでしょうか?
凍結胚盤胞移植は最も着床率の高い治療法ですが、この方法で結果が出ないとなるといろいろ考える必要があると思います。まず、同じ胚盤胞でもランクが5段階ありますが、どの程度なのでしょうか。もし良好であるならば、着床に問題があると思います。
また、あなたは月経の周期が規則正しく、高温層と低温層がはっきりしているのであれば、凍結胚は自然周期で移植した方がホルモン周期よりも有利です。すでに自然周期で移植をしているのならば、次回は着床率を上げる方法を試してみてはいかがでしょうか。科学的に有効であると証明された方法ではありませんが、移植前の周期の後半に子宮内膜に傷をつけてサイトカインという物質の濃度を高くする方法、アシステッドハッチング、SEET法などが考えられます。 融解直後の胚は収縮していますが、必ず元に戻ってくるはずです。もし収縮したままであるならば、凍結の方法か胚自体に問題があるかもしれません。[2013年8月31日] (院長:田中 温)
年齢:40 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
卵管造影検査の時、片方の卵管が癒着していて卵管も細いと診断されました。年齢も40歳を越え、体外受精のために採卵まではいくのですが、卵の質もよくありません。腹腔鏡やFTカテーテルのお話がありましたが、この年齢でも有効な治療なのでしょうか。
当院では、受精卵を卵管内移植する方法を選択することがあります。その際、少なくとも片側の卵管の通過性が問題ない状態である必要があります。
子宮卵管造影検査で卵管間質部が閉塞している場合は、子宮内から卵管にアプローチし、閉塞部位を治療するFTカテーテルの適応となります。一方、卵管膨大部〜卵管采の閉塞の場合は、腹腔鏡下に卵管采からアプローチし、治療を行う方法もあり、その両方を併用することもあります。 高齢の方で治療を反復して行っている方にもお勧め致します。[2013年8月31日] (産婦人科医:伊熊 慎一郎 )
年齢:42 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:8回 体外受精:7回
海外在住です。今年の初めに専門医で免疫検査をしたところ、T 細胞・IgG・IgEの値が非常に高く、そのことが着床しない原因と言われました。その後、治療の一環として、オメガ3・V.D・ステロイド錠を2週間ほど飲んでから、7回目の体外受精を行い胚盤胞2個を移植しましたが、やはり着床しませんでした。もうあきらめたほうがよいのかと、非常に落ち込んでおります。
毎回刺激法で6〜8個卵がとれて、2個ほど胚盤胞になるので、そこにいたるまでは問題がないのですが、この免疫(アレルギー)の問題で着床しないと思います。日本での治療も検討していますが、他にどのような治療法があるのでしょうか?
毎回の採卵で、胚盤胞になる卵が複数個あるのでしたら、凍結胚移植を検討してみてはいかがでしょうか。
採卵周期にそのまま胚移植を行うよりも、凍結胚を自然周期で胚移植した方が着床率が高いと言われています。免疫の検査はその後でいいと思います。[2013年7月31日]
(産婦人科医:笠原 華子)
年齢:34 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:回 人工授精:3回 体外受精:1回
先月、ヨーロッパで初めての体外受精を行いました。採卵する月にゴナールエフ注射を始めたので、誘発法はショート法だと思われます。採卵では7個の成熟卵が採れました。
ところが、移植予定日に病院から「1つも受精しなかった。精子、卵子共に状態は良かったため、予想外の結果だった。」と言われました。気が動転していたのではっきりとは憶えていませんが、「精子が卵子の周りを泳いでいただけで、卵子に入ろうとしていなかった。」と言われたと思います。問題は精子と卵子のどちらにあったのかは分からないとの事でした。次回は2ヶ月間お休みしてから、顕微授精を予定しています。 精子、卵子共に状態が良いと言われたにも関わらず、受精障害を起こす理由にはどんな事が考えられますか?殻が固くなっている等、卵子側に問題がある場合、顕微で受精したとしても分割で問題が出るのではないでしょうか?
精子、卵子とも状態が良いのでしたら、今後は顕微授精で治療するのが良いかと思います。精子が卵子に受精する際、卵子の透明帯を通過しますが、この透明帯が固い、厚い、または未だはっきりとはわかってはおりませんが、精子側の理由で受精できないことがあります。アシストハッチングといって、透明帯の一部に切れ目を入れることで、胚盤胞が透明帯を脱出しやすくなります。また、受精障害の他の理由として、精子が透明帯通過後、精子から放出される因子によって活性化が起こるのですが、この活性化が起こらず受精しないことがあります。
当院では、顕微授精前に電気刺激を行い、この活性化を起こさせる治療も行っております。[2013年7月31日]
(産婦人科医:笠原 華子)
年齢:41 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:2回 体外受精:2回
4BBの5日目の胚盤胞を移植して着床・妊娠しましたが、胎のう確認後に心拍が確認できず、繋留流産となりました。染色体検査をしていないので、原因が染色体異常とは判断できませんが、年齢が41歳ということもあり、その可能性が高いのではないかと思っています。
流産した卵と同じ周期に採卵した凍結胚があるのですが、同様に流産となる確率は高いのでしょうか?また、凍結胚のうち1つは4日目に胚盤胞となったのですが、早く胚盤胞になった胚だと何か問題はありますか?それに初期胚盤胞のためグレードが分からず、移植することに抵抗があります。必要があれば、再度採卵から始めたいと思います。 流産手術後、次の治療に進むまでに何回生理を見送ったらよいでしょうか?また、子宮鏡検査をする必要はないのでしょうか。医師からは特に必要ないと言われたのですが、癒着や残留物など、次の移植時に着床の妨げになる要素がないか不安です。もし子宮鏡検査をした場合、その周期は移植できないと医師から言われたのですが、なぜでしょうか?その代わりに通水検査を提案されましたが、通水検査をする目的とは何でしょうか?子宮がきれいになるのでしょうか。
当院では、流産手術後に自然の月経を2回待ち、3回目の月経から治療を再開するという方針をとっています。癒着や残留物があった場合、正常に月経が来ない可能性があるからです。
子宮鏡検査は、子宮腔内を生理食塩水で満たし、腔内を確認しますので、子宮内膜に何らかの影響があると考え、移植できないと言われたのではないかと思いますが、当院では必要な検査と考えて行っております。通水検査の意図については担当の先生に聞いてみてください。あまり一般的な治療法ではないと思います。 せっかくの凍結胚、しかも胚盤胞まで進んでくれた胚なので、移植をおすすめします。同じ染色体異常がある可能性はないと考えます。[2013年7月31日] (産婦人科医:御木 多美登)
年齢:41 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:2回 体外受精:2回
昨年8月から治療開始し、これまでAIHを2回、採卵3回・移植2回を行いました。2回目の移植で胎のうが確認できましたが、その後心拍確認できずに稽留流産となりました。今は、次の治療に向けて待機中です。
これまでの採卵はショート法で行いました。1回目は採卵7個、受精4個で、3日目新鮮胚を移植し、胚盤胞3BB(フラグメントあり)を凍結しました。2回目は採卵11個、受精6個で、5日目胚盤胞4BBを移植して陽性反応が出ましたが、7週5日で稽留流産となりました。 流産後の休み期間を利用して、自然でも採卵してみたのですが、採卵1個で受精せず培養中止となりました。受精しなかった原因は、医師からは分からないとのことです。採卵が1個のみだったということは、それが主席卵胞だったと思うのですが、その周期に育った卵の中で一番良いものが主席卵胞とは限らないのでしょうか?卵巣機能が低下してきているため受精しなかったのでしょうか?この周期の生理3日目のFSHは8.13で、AMHは医師から必要ないといわれたので計測していません。 もし、卵巣機能が低下しているのであれば、移植よりも胚の凍結を優先した方が良いのでしょうか?また、次に採卵するとしたら、ショート法以外で試した方が良いでしょうか?
自然周期では主席卵胞内で育った卵子が最も良いものと考えられます。その卵子が受精に至らなかったのは、年齢に伴う卵巣機能の低下と卵子の質の低下が原因と考えられますので、AMHを一度測定することをお勧めします。また、可能であれば分割の良好な胚を2個以上凍結してから移植することをお勧めします。
排卵誘発法は卵胞発育が良好なためショート法で良いと思います。また、2回初期流産されているため不育症スクリーニングとご夫婦の染色体検査を受けられることをお勧めします。[2013年7月31日] (産婦人科医:伊熊 慎一郎 )
年齢:36 基礎体温:不明 生理周期:不明 タイミング法:5回 人工授精:8回 体外受精:2回
前周期のD3ホルモン値がLH:5.3、FSH:13.4、E2:22.7、P:0.9で、FSHは高くE2は低いため数値が悪く、また胞状卵胞は0個との事で、プラノバール(21日間)とプレマリン(7日間)を飲み、1周期お休みすることになりました。ちなみにその前の周期には融解胚移植を行い、ホルモン補充周期の為にエストラーナテープとルトラールを服用しました。
そして21日間プラノバールを飲み、プレマリン4日目に、3度目の体外受精に挑戦するため受診したところ、胞状卵胞数が0個と言われました。あまりのショックで、ホルモン値は聞きそびれましたが、FSHは0.7だったと思います。 今後は引き続き残り3日分のプレマリンを飲み、飲み終わった翌日から生理が来なくてもクロミッドで誘発する事になっています。ですが、FSHは低くなってしまい、ましてや胞状卵胞も0個なのに体外受精に挑戦しても意味があるのか不安です。FSHの低さについて主治医に聞いたところ「急激に上がらない為に、今プレマリンを飲んでもらっている。」と言われ、意味が理解できませんでしたが頭が回らず返事をしてしまいました。 今までプレマリンを7日間飲んだ後、プラノバールを10日間飲む周期はありましたが、先に21日間もプラノバールを飲み、その後にプレマリンという飲み方は初めてで、もしかしたらプラノバールの服用期間が長い事や飲み方が原因で胞状卵胞ができなかったのかと考えています。そのことは問題ないでしょうか? 以前は、少ないですけど胞状卵胞が2個ほど確認でき、誘発したら5個位まで増えました。しかし、前周期から続けて0個となり、とても不安です。今回、この状態で誘発しても卵胞ができる可能性はあるのでしょうか?そもそも、まだ生理前だから胞状卵胞が確認できないのでしょうか? 私の卵胞はもう無いのでしょうか、また妊娠は難しいですか?
D3のFSH値が普段よりも高値の場合、3週間ピルの内服をすることはあります。しかし、その副作用で卵巣がホルモンを出さなくなってしまい、次周期に卵胞が育ちにくくなることがあります。そのような場合、当院では自然に1周期様子をみております。
また、D3に胞状卵胞がはっきり見えなくても、刺激をすることで卵胞が発育することもありますので、治療を続けてみてはいかがでしょうか。[2013年7月31日] (産婦人科医:笠原 華子)
年齢:42 基礎体温:不明 生理周期:不規則 タイミング法:2年回 人工授精:13回 体外受精:9回
他院で治療中の42歳で、これまで体外受精を9回チャレンジしてきました。FSH高値のため、クロミッドの誘発で毎回ひとつの卵しか育ちません。大変厳しい状況であることは理解していますが、卵子が育つ以上諦めたくないと考えています。
風疹の予防接種をしたため治療を数か月間休んでいましたが、その間生理が不順状態でした。先々月は23日周期、今月は50日過ぎても生理がこなかったため受診したところ、排卵しそこなっていた大きな卵胞が確認できました。卵子の質は前周期のホルモン状態で左右されると言われ、2ヶ月不順状態であったことから、2ヶ月卵巣を休めてからの治療再開と言われました。 今年の春に引っ越しをしたため転院し、初めての病院でした。以前のクリニックではそのように言われたことはなかったのですが、卵子の質は前周期のホルモン状態に影響されるのでしょうか? 42歳という年齢からも一刻も早くチャレンジしたいと思っているので2ヶ月のお休みは辛いです。 また、経口薬での低刺激であっても毎月の採卵は行わず、必ず1周期卵巣を休ませてから採卵を行うといわれました。低刺激であってもお休みは必要なのでしょうか?年齢的にも時間がないのに、このような方法では時間ばかりがかかってしまうのではないかと心配です。
卵子の質に関係する一番の因子は、やはり年齢です。もちろんホルモンの状態で卵胞の発育が左右されるところはあります。
また、当院では低刺激による採卵周期の翌周期は、卵巣やホルモンの状態によって続けて治療を行っています。低刺激であっても、翌周期の状態があまり良くなければ、お休みすることもあります。[2013年7月31日]
(産婦人科医:笠原 華子)
年齢:34 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不規則 タイミング法:6回 人工授精:8回 体外受精:0回
人工授精の際、カテーテルが入りづらいそうで、毎回子宮口か子宮頚管を引っ張って固定し精子を注入しています。このまま妊娠しなければ体外受精にステップアップしようと考えていますが、医師からは「体外受精となると受精卵を子宮に戻すときに入りにくく難しい。」と言われています。
受精卵を子宮に戻す位置も重要と聞きましたが、現状で受精卵を無事に戻すことが出来るのでしょうか?また、無理な場合は他に良い方法があるのでしょうか?
カテーテルが入りづらい原因は、子宮頚管の屈曲が強いことだと考えられます。
そのような方でも受精卵を経頚管的に子宮内に移植することは可能です。
柔らかい素材のカテーテルが屈曲部位に当たることによって入りにくくなっている場合は、硬い素材で出来たチューブを頚管内に留置し、その中にカテーテルを通すことで胚移植が可能となります。また、痛みが強い場合は、静脈麻酔下にて移植することもできます。[2013年7月31日] (産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:36 基礎体温:二相性 生理周期:無関係 タイミング法:0回 人工授精:2回 体外受精:20回
現在他院で治療中です。乏精子症が不妊原因ということで、8年前から顕微授精を行いました。
通い始めて2年半後、9回目のチャレンジで妊娠し出産した、現在5歳の子供がいます。子供が1歳すぎてから2人目を望んで再び病院に通い始め、それから4年以上経ちましたが、ここ2年で採卵6回に対し移植は2回しかできていません。今回も9個採卵できたものの受精卵は1つで、さらに分割がストップしてしまい移植できませんでした。ちなみにホルモン値は正常です。
1人目を妊娠する前から採卵数は多くても受精する卵が少なく、未成熟卵や変性卵、卵の殻の固さなどを指摘され、受精方法にもいろいろと工夫をしてもらっています。今回は、精子の受精能力を高めるために、TESEで採取した精子を使用し、採取当日にIVFを行いましたが、この結果でした。採卵のタイミングをTESEの手術に合わせたため、採卵が遅くなった可能性はあるそうです。 1人目の妊娠前には2年間で妊娠を2回(結果は稽留流産)していたので、「次こそは」と思いながらも、出産後からは散々な結果が続いています。このまま治療を続けても妊娠する見込みがないのでは、と考えてしまいます。 卵子の質が受精卵の質を左右するとよく聞きますが、このような状況だと不妊原因は女性側にあると思ったほうがいいですか?
乏精子症でも精子が存在するわけですから、射出精子を使うべきです。TESEで採取された精子より、射出精子の方が妊娠能力が明らかに高くなります。1、2匹のレベルでも凍結できますので、数が少ない場合には前もって凍結しておいて採卵時に融解して使ってください。TESEはもうこれ以上されないことをお勧めします。せっかく出ていた射出精子が出てこなくなる可能性があります。
あなたの場合、受精卵が出来にくいのは精子の問題ではなく卵子の質の問題だと思います。その為には排卵誘発法の選択が重要となります。月経3日目までの胞状卵胞の数、E2・LH・FSHのホルモンの値で排卵誘発法を決めて頂いてください。適した排卵誘発法で卵子が採れれば、必ず受精率が高くなるはずです。[2013年6月15日] (院長:田中 温)
年齢:38 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:15回 人工授精:6回 体外受精:3回
37歳から治療を開始し、採卵を3回、体外受精にて移植を5回(自然・ホルモン補充)行いましたが、すべて陰性です。
(1回目)ロング法:12個採卵→8分割胚を新鮮胚移植、胚盤胞2個を2周期に分けて凍結胚移植 (2回目)ロング法:9個採卵→8分割胚2個を新鮮胚移植 (3回目)ウルトラロング法:7個採卵→8分割胚2個を新鮮胚移植 2,3回目は採卵数があるものの質が悪いため凍結もできず、新鮮胚移植1回のみに終わってしまいました。次回も採卵からです。この状況でいくつか質問があります。 1.今後どのような誘発方法がよろしいですか? 2.私は数をこなすしか治療法はないのでしょうか? 3.私と似たような症状で妊娠している方はいらっしゃいますか? 4.現在プラセンタ(市販のゼリーや錠剤)を飲んでいますが、少なからず効能はあるのでしょうか? 5.バセドウ病の治療中で薬を半錠服用しており、数値は正常に近いですが、DHEAを飲んでもよいのでしょうか? 年齢や経済的な理由もあり、残された時間やチャンスも少なく、年齢以外に原因も見つからないまま治療を続けて妊娠できるのかとても不安です。
各々の質問に対しお答え致します。
1.) ロング法は当院の基準では35歳未満の方で胞状卵胞数が多く、卵巣過剰刺激症候群になる可能性が高い方に行っています。奥様は調節刺激で10個程度の採卵が出来ていらっしゃいます。アンタゴニスト法を試されてはいかがでしょうか。 2.3.) 回数を重ねたら良いということではありません。一回の採卵で一つでも多くの良質な卵子を採取し分割状態の良い受精卵を作ることでご妊娠なさる可能性が高まります。そのようにしてご妊娠された方はいらっしゃいます。 4.) 服用して頂いて結構ですが、卵子の質の改善に直接の効果があるかは明らかではありません。 5.) 内服して頂いて問題ありません。 奥様に合った治療法が見つかりますことを心よりお祈り申し上げます。[2013年6月15日] (産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:34 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:3回 人工授精:回 体外受精:9回
現在他院で体外受精を行っています。
毎回ロング法で5〜8個くらい採卵でき、胚盤胞になるのは1〜2個でグレードは3AB、3BCなどです。 3回目の新鮮胚盤胞移植で陽性となりましたが、子宮外妊娠となり左卵管を切除しました。それからは毎回陰性ばかりです。9回目の移植も陰性となり、次は10回目の治療に入ろうとしているところですが、10回を越えると妊娠率が低くなるとネットなどで見かけ、もう自分は妊娠できないような気がして不安に押し潰されそうです。 実際の所10回以上移植して妊娠しなければ、もう妊娠できる可能性は少ないのでしょうか? この先何度か挑戦すればいつかは授かることができるのでしょうか? 過去に一度妊娠(子宮外妊娠)していますが、着床障害の可能性はあるのでしょうか?
奥様のこれまでの経過からしますと、2つの改善点が挙げられます。一つは排卵誘発方法を変更することです。月経3日目までの胞状卵胞数とホルモン値(FSH,LH,E2)を調べることに最も良い方法が見つかると思います。
もう一つは胚盤胞まで育つ可能性のある良好な受精卵は出来るだけ凍結保存し、自然周期で移植することです。これによりご妊娠する可能性は高まると考えられます。
子宮外妊娠は何らかのダメージがある卵管内に迷入した受精卵が着床することにより起こりますので、クラミジア感染の既住による卵管通過障害がある方に起こりやすいと考えられています。従って、着床障害とは直接の関わりは考えにくいです。[2013年6月15日] (産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:42 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不規則 タイミング法:6回 人工授精:1回 体外受精:5回
一昨年に他院でクロミッドを服用して採卵を行い、体外受精で4回移植しましたが、3回の初期流産(掻爬手術2回)、昨年末には子宮外妊娠となり、着床するものの一度も妊娠が継続しません。不育検査は行いましたが、異常はありませんでした。
現在、凍結胚移植を希望しているのですが、今年に入りホルモンが狂いはじめ、初の移植延期となりました。生理日も不規則になり卵胞は3mm程度となり、LH値もなかなか上がりません。27日間も低温のままで、その間不正出血が二度ほどありました。もう高齢なので卵巣が疲れてしまったのでしょうか? 通っている病院では「お休みしましょう。」と言われるだけで、何も相談にのっていただけません。このまま何もせずに時間が経つのは不安です。休む以外で何か方法はありませんか?
前周期は採卵を行ったのでしょうか。
採卵の翌周期は、ホルモンが乱れることがあります。凍結できた胚があるのであれば、今周期は卵巣を休ませて、ホルモンの状態が良い周期に凍結胚移植を行うのが良いのではないでしょうか。[2013年6月15日] (産婦人科医:笠原 華子)
年齢:41 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:2回
主人の精子細胞で今までに顕微授精を2回しました。どちらも卵は4〜5個採れ、そのうち2個が受精しましたが、分割のスピードが遅いようで長期培養することが出来ません。分割のスピードが遅いのは、細胞を使っているからなのか、卵子の質によるものなのか教えて下さい。もともと精子細胞での妊娠率は低い上に私が高齢ですので、更に妊娠率は低くなると思われますが、妊娠は可能でしょうか?
奥様がご指摘されるように、成熟した精子ではなく精子細胞による治療および卵子の質は、受精卵の分割のスピードに関係していると考えられます。多くは細胞分裂を繰り返して行く中で、染色体に不具合が起きていると考えられます。妊娠、出産は可能ですので、今までの治療経過を踏まえ、少しでもご妊娠の可能性が高まるようお手伝いさせて頂きたいと思います。[2013年5月17日]
(産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:37 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:3回 体外受精:3回
2年前に3回採卵、2回移植しました。1回目の移植は3つの受精卵から結局1つだけ残った7分割を移植、2回目は4つの受精卵から2つが胚盤胞まで成長し、その内1個移植、1個保存し、残り2つは途中で分割がストップという状態でした。2回目の胚盤胞移植で妊娠、出産しました。重度の内膜症に加え筋腫もいくつかあるので移植2回目での妊娠に驚きました。
今回採卵2回目の時に保存していた胚盤胞を1つ移植しましたが陰性でした。残りは、移植とは別に採卵していた受精卵が3つあります。 昨年卵巣機能を検査したところ内膜症の影響で45歳くらいだったため、もしもの時のために新たに3回採卵し14個の受精卵ができ、全部で17個の受精卵を凍結しています。 次回2年前に採卵した受精卵を移植しようと思いますが、妊娠は可能でしょうか?また、第2子の妊娠率はどのくらいでしょうか?卵巣機能が悪いため時間があまり残されておらず焦ってしまいます。
2年前に凍結した受精卵の分割状態はいかがでしょうか。それによっても妊娠する可能性は変わってきます。
現在の月経周期が規則的で基礎体温が二相性となっている場合は、自然周期で凍結胚移植することをお勧めします。もしも胚盤胞の状態で移植が出来たとしたら、3割程度の可能性は見込めると思います。[2013年5月17日]
(産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:41 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:10回
先日、ホルモン補充周期で凍結胚を移植する予定でしたが、プロゲ座薬を始める前にP4が4.9まで上がり、移植がキャンセルになりました。
もともと、採卵前にP4が1を超えることもありますが、P4を上げる作用があるといわれるDHEAは全く服用していません。「ピルや点鼻薬を使ってP4を抑えれば…」という内容のことをドクターから言われていますが、具体的な方法は分かりません。P4を上げずに移植までこぎつけるために、貴院ではどのように対処するのでしょうか?
黄体ホルモンを補充する前に血中のP4が上昇している場合、排卵が起きたと考えられます。このような状態を防ぐには、まず月経2〜3日目から十分なエストロゲン補充を行う必要があると思います。もう一つの方法としては、月経周期が規則的で基礎体温が二相性ですので、自然周期の凍結胚移植を行うこともお勧めです。
主治医の先生と良く相談してみてください。[2013年5月17日] (産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:36 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:2回
私は両側の卵管閉塞で自然妊娠ができず、セントマザーで体外受精、顕微授精をしていただいて、第1子を授かり出産しました。断乳もでき生理も妊娠前に比べて規則的になっているのですが、仕事を再開したこともあり、基礎体温を付けていませんでした。第2子を希望しているので最近基礎体温を付け始めたのですが、何ヶ月分の基礎体温を付けて、次の治療に行けば良いでしょうか。
断乳をしてどれぐらいたつのでしょうか。ある程度、月経が規則正しく来ているのであれば、排卵もしっかりとおきていると考えます。
基礎体温について何ヶ月という決まりはありませんが、2ヶ月程度つけられてはいかがでしょうか。高温期がはっきりしているのであれば、その次の月経から治療に入られてはいかがでしょうか。[2013年5月17日] (産婦人科医:御木 多美登)
年齢:43 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:4回
2年前に一人目を出産し、現在二人目の治療中で、凍結胚移植を4回行いました。
2回目まではE2は正常値でした。3回目からD2では20位ですが、D13では1,000位に急激に上がりました。誘発剤は使っておらず、薬は、経口薬のエストロゲンを一日2回、スプレキュア、ビタミン剤を服用しているのみですが、何か考えられる原因はあるでしょうか。また、E2が移植時も1,000位の場合、着床率は下がるのでしょうか。
E2上昇の原因は、GnRHアゴニスト(スプレキュア)によりゴナドトロピン(FSH・LH)の過剰分泌がおこり、卵胞が発育したためと考えられます。
このような状態で凍結卵を戻しても着床する可能性は低くお勧めできません。経口エストロゲンを服用し、E2が300位になるように調整することをお勧めします。[2013年4月17日] (産婦人科医: 伊熊 慎一郎)
年齢:41 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不規則 タイミング法:5回 人工授精:3回 体外受精:4回
断続的に不妊治療を8年してきて、現在通院を3ヶ月休んでいます。肝臓は強くありません。
誘発を5ヶ月おこなっても、超音波で卵胞を見つけることができません。血液検査では、E2:20、LH:25、FSH:32位をずっとうろうろしていて、AMHは測定不可能値でした。誘発もせずリセットさせることも続きました。 半年間この状態でも、ホルモン値が回復することはあるのでしょうか?病院では「まだ閉経しているわけではないので、あきらめないで治療は続けてください」と言われましたが、再開するかしないか迷っています。
あなたのFSHの値は、30代の頃からそういう状態であったのならば、いわゆる、早発閉経と呼ばれる状態に近いのかもしれません。早発閉経は排卵誘発に対し抵抗性が非常に強く、超音波では委縮した卵巣が見えます。
これに対して、妊娠する可能性がある治療としてカウフマン療法というものがあります。カウフマン療法は女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンを投与する治療法で、特にエストロゲン投与中に排卵に至る事があるといわれています。 投与中に、超音波で卵胞の発育が確認できれば、妊娠も可能であると考えます。ホルモン値も、ある程度回復することもあると考えます。されていないのであれば、始めてみてはいかがでしょうか。[2013年4月17日] (産婦人科医: 御木 多美登)
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