回答一覧 - 高度医療(体外受精・顕微授精・ギフト他) No.59 - |
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年齢:31 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:12回 人工授精:3回 体外受精:1回
ロング法で誘発を行い、顕微授精で採卵22個中、受精7個、胚盤胞4個できましたが、OHSSになり胚盤胞4個を凍結しました。なお、凍結した胚のグレードは4AB,3AB(5日目胚盤胞)、3BB,5BB(6日目胚盤胞)です。排卵までに時間がかかり生理周期が不規則(28〜38日周期)のため、毎回ホルモン補充周期に移植して、内膜は10mmありますが陰性続きです。胚の融解後、8-9割戻っている状態で移植していると言う点が気になります。
通院している病院ではAHAやシート法はしていないようです。 胚盤胞移植を繰り返してもうまくいかない場合、何が原因と考えられますか?必要な検査等はありますでしょうか?また、次はどのような誘発法、移植法が良いのでしょうか?
採卵22個中、受精7個、胚盤胞4個という結果ですが、胚盤胞のグレードを見ますと、優秀である3AA、4AAが認められず、全てBの状態です。特に6日目は退行が始まっています。この点から考えますと、Long法で得られた卵子の質は決して高くはないと判断できます。もう少し発育する卵胞数を抑えるような排卵誘発法をされることをおすすめいたします。たとえばアンタゴニスト法または低刺激法などを試してみてはいかがでしょうか。
AHAやシート法などの任意で行う治療ではなく、もっとも本質的な問題である胚の質を向上させることが最短の治療法だと思います。[2014年1月31日] (院長: 田中 温)
年齢:36 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:7回
現在二人目希望で、凍結胚盤胞移植を予定しています。
年末年始の病院の休みと移植日が重なるので、生理を早めて移植しようと考えています。生理を遅らせることも考えましたが、海外に住んでいるため日本の長期滞在は難しいので早める方法で考えています。 生理を早めることで内膜や妊娠率などに悪影響は出ますか?
凍結胚移植は自然周期とホルモン補充周期のどちらで行う予定でしょうか。
ホルモン補充周期では卵胞ホルモンを用いて子宮内膜を肥厚させてから移植するため、影響は出にくいと思います。 自然周期では、自然に排卵する経過であれば問題ありませんが、前周期にホルモン剤を使用した影響で排卵日が遅れたり、卵胞が育たず移植ができない可能性があります。[2013年12月21日] (産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:39 基礎体温:2相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:4回 体外受精:0回
治療のスケジュールについて質問です。普段の生理周期は26日〜28日で、D3よりプレマリン(D6までは1回2錠を2回、D7より1回2錠を3回)を服用、D20に診察、D25に現在凍結してある3日目7分割胚をホルモン補充周期にて移植することになりました。
他の方の胚移植スケジュールをみるとD20前後となっていることが多いのですが、D25の移植でも問題はないのでしょうか。
当院のホルモン補充周期の凍結胚移植では、遅くともD20までに移植を行っています。それ以上遅くなると破綻出血が起こる可能性があります。従ってD25に移植するのはお勧めできません。
基礎体温が二相性で月経周期が規則的なので、自然周期の凍結胚移植をお勧めします。[2013年12月21日] (産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:27 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:10回 人工授精:1回 体外受精:0回
夫婦共に27歳で、2人目不妊のため治療を始めて1年経ちます。主人の乏精子症、精子無力症のため人工授精も難しいと言われ、今周期から体外受精にチャレンジします。
今回、一通りの血液検査をしたところ、私のAMHが1.05という数値で、45歳以上に相当すると言われました。FSHだけこの1年で数回測っており、値は4〜5でした。卵子の数が少ないが卵巣機能は大丈夫と言われ、今回ショート法での誘発となりました。 AMHが低いのであまり時間がないと言われましたが、AMHが低いとやはり閉経が早まってしまうのでしょうか?また、妊娠も難しくなるのでしょうか?
一般的に、AMHは左右卵巣内の胞状卵胞から分泌されるホルモンで、卵巣の機能があとどのくらい残っているか残存機能を示す値です。ですから、この値が低いということは、卵巣の機能が低下していることを意味しております。しかし、AMHは胞状卵胞が分泌するホルモンを体内で代謝された結果のもので、卵巣の予備機能を100%反映しているものでもありません。最も大事な点は、胞状卵胞の数です。月経3日目に胞状卵胞の数が左右に3・4個あり、E2・LH・FSHの値が正常であれば、良い卵子が採れる可能性は十分にありますよ。[2013年11月30日]
(院長: 田中 温)
年齢:39 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:10回 人工授精:5回 体外受精:2回
自然妊娠で一人目を授かり、出産しました。その3年後に人工授精で二人目を授かりましたが、中期破水により流産となってしまいました。流産から3か月が経過し、現在は体外授精を試しています。AMHの値は低く、43歳に相当するとのことでした。
一回目はショート法で採卵するも1個しか採卵できませんでした。1個だけなので、確実に受精させるため顕微授精を行い、2日目4分割胚を新鮮移植しましたが、陰性に終わりました。 それから転院してアンタゴニスト法で5個採卵できましたが、体外授精をしたところまったく受精せず、卵は破棄されました。 三回目の採卵ではアンタゴニスト法で3個採卵でき顕微授精を行い、4分割G3bを2個凍結させて移植しましたが、陰性に終わりました。 次回はロング法で採卵を試す予定ですが、アンタゴニスト法で数も取れない状態でロング法にするメリットはあるのでしょうか?また、胚盤胞まで培養したいのですが、医師からは「顕微授精は体外受精に比べ胚盤胞になりにくい」と説明を受けましたが、どうしてなりにくいのでしょうか?また、今までの状況から、どのような誘発法・移植方法がよいのでしょうか?
39歳で出産されていますから、卵巣機能は十分だと思います。排卵誘発法を決定するためには、月経3日目までの胞状卵胞の数と大きさ、ホルモン(E2・LH・FSH)を見ます。胞状卵胞数が左右で5・6個以上ある場合には、アンタゴニスト法が良いと思います。1・2個と少ない場合には、Short法または低刺激法が良いかと思います。
顕微授精は精子無力症や乏精子症の場合、受精能力が低い精子を卵子に注入することがあるため、受精卵の分割が遅くなるという考えがあるからだと思います。しかし、精子の状態が良好であれば、胚盤胞まで分割する可能性は十分にあります。[2013年11月30日] (院長: 田中 温)
年齢:35 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:6回 人工授精:0回 体外受精:0回
タイミングを始めてから8ヶ月がたちますが、セロフェンの影響で半分はお休みの周期となってしまっています。
半年前に生理周期24日と短いため1日2錠セロフェンを服用したところ、卵胞が3個できましたが全て遺残卵胞となりました。2周期休み、再びセロフェンを1日1/4錠服用すると卵胞が2個でき、1個は排卵しましたがもう1個は遺残卵胞となってしまい、マーベロンを服用しても消えずに2周期休んでいる状態です。
生理周期がだんだん短くなっています。フーナーテスト良好、自然周期の排卵はD11〜12。D3のホルモン値はLH:5.5、FSH:10.7で、AMHは検査を行っていないので不明です。また、3年前にはチョコレートのう腫で右卵巣の腹腔鏡手術をしています。 人工授精を飛ばして体外受精のつもりですが、卵巣のダメージが気になるので誘発は自然かセロフェンを考えています。セロフェンで多くの卵胞が欲しい半面、副作用が怖く、どちらにすべきか迷っています。D3の血液検査は行わない病院で、医師には自分で選ぶようにと言われています。先生ならどちらをお勧めしますか?
遺残卵胞が気になるということでしょうか。
体外受精は実際に卵胞を穿刺しますので、タイミングの時のように排卵しないということはありません。なので、自然かセロフェンの誘発であれば、卵胞の数が増えるセロフェンをお勧めします。[2013年11月30日] (産婦人科医: 御木 多美登)
年齢:32 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:6回 人工授精:7回 体外受精:3回
ホルモン補充周期での凍結胚盤胞移植を二周期連続で行いましたがどちらも陰性に終わりました。
現在凍結胚は無いため、次回の治療は採卵からとなります。ホルモン補充周期で移植をしていたことでカウフマン療法と同じ効果は得られるのでしょうか?
ホルモン補充周期の治療内容は、卵胞ホルモンを補充し途中より黄体ホルモンを加えるというカウフマン療法と同じですが、凍結胚移植の前には内膜の厚さを十分に厚くする目的で卵胞ホルモンを段階的に増やしていくのが一般的です。卵巣の機能をただ維持するためのカウフマン療法とは、このあたりの意味合いが少し異なります。また、黄体ホルモンの量に関しても一時的な投与ではなく、内膜の厚さ等の条件、また自然の天然型黄体ホルモンを使用している場合には、その黄体ホルモンの値を移植時に測り、足りない場合には増やすなどの点も従来のカウフマン療法とは異なります。[2013年11月30日]
(院長: 田中 温)
年齢:42 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:0回 体外受精:6回
前回、胚が7分割となったことを確認した後、胚盤胞となったのですが、凍結する際におかしくなったみたいで、凍結できませんでした。大きさも規定に達していたので、異例だと言われました。そこから不信感を持ちつつ、今回採卵しました。
今回採卵した胚の分割は、「2分割と3分割で標準です」と言われました。しかし、調べてみると4分割までいっていてもおかしくないと思いますし、胚盤胞までいかないように思います。本当に分割の進み具合は標準なのでしょうか?
胚盤胞にも1段階から5段階までありますので、どの段階の胚盤胞だったのでしょうか。4・5段階目のAAであるならば、非常に良好な胚です。一般的に、培養2日目では4細胞、3日目なら8細胞まで分割するので、それに達していない場合はやはり少し遅めということになるでしょう。胚の分割スピードと質は相関しますので、分割スピードが遅い場合はたとえ胚盤胞になったとしても質は少し落ちるのかもしれませんね。[2013年11月30日]
(院長: 田中 温)
年齢:42 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:5回
この9ヶ月で5回体外受精を行い、2回目以外は移植できました。1回目は自然周期で化学流産、3回目も同じく自然周期で胎嚢確認後流産、4・5回目はフェマーラを服用し2回とも陰性でした。グレードは、順にG1、G2、G3、G2〜3(平均より少し良いとのこと)でした。
医師の所見は「陽性反応の出た1・3回目は卵子の質が良くなかったため流産し、4・5回目は卵子の質は悪くなかったが、卵管が機能していないため胚が成長せず着床しなかった。次回は胚盤胞まで育てる。」とのことでした。 4・5回目は、着床できる状態になる前にお腹の中で力尽きてしまったのでは?と質問したら、そこまで悪い状態の胚ではなかったと言われました。しかし、着床前診断をした訳ではありませんしグレードも低くなってきているため、1・3回目に比べて質が下がっているのではないかと考えています。 また、先生には次回もフェマーラと言われましたが、自分では自然周期の方が良い卵子が採れるのではないかと思っています。どちらの誘発法を行うべきでしょうか?年齢と経済的な理由で、次回で治療をやめる予定なので、悔いのないようにしたいです。
1・3回目はグレードが良く、妊娠まで至っていますので、採卵は自然周期が良いと思います。受精卵の分割が良好であれば、凍結保存し2個以上貯めてから移植することをお勧めします。
また、初期流産を2回されていますので、不育症スクリーニングとご夫婦の染色体検査を行うことを合わせてお勧めします。[2013年11月30日] (産婦人科医: 伊熊 慎一郎)
年齢:41 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:8回
今回8回目の凍結胚移植をしました。高齢のため、アシステッドハッチングをしてもらい、孵化寸前の状態のものを移植しました。
そこまではよいのですが、担当の先生から「受精卵の一部分だけ細胞が死んでいる」と伝えられて、とても心配になりました。移植直前に画像を見せてもらいましたが、確かに一部分だけ黒くなっているというか、細胞が死んでいるのがわかりました。 このような受精卵を戻した場合、奇形児や何か障害のある子供になる確率は高いのでしょうか?子供になにか影響が出るのでしょうか?それともあまり関係ないことでしょうか?
一部分だけ細胞が死んでいる場合、ごく僅かであれば、他の部分が代償することで着床し、生児を産むことができます。奇形児や障害のある子供と今回のような胚の状態とは因果関係はないとお考えください。もしも胚が正常でなければ、妊娠には至らないと考えます。[2013年11月2日]
(院長: 田中 温)
年齢:38 基礎体温: 生理周期:規則的 タイミング法:5回 人工授精:6回 体外受精:4回
私は38歳で体重は80kg超え、主人は44歳で100kgを超えています。
不妊治療を初めて6年ほど経ちました。最初の2年は婦人科へ通っていましたがタイミング法も人工授精もうまくいかないので、先生の勧めもあり不妊治療を専門とする病院へ転院しました。現在は仕事を辞め、専業主婦として治療に臨んでいます。 最初の体外受精では6つ採卵し、1つ受精で移植をしましたが、化学流産となりました。2度目は中身が空でした。3度目は2つ採卵しましたが受精しませんでした。4度目は2つ採卵して1つ受精しましたが、妊娠には至りませんでした。残念なことに片方の卵巣が子宮の裏側にあるとのことで、毎回片方のみの卵巣からの採卵になっています。 今の病院では1周期休めば採卵できると言われていますが、回数を重ねるごとに結果が悪くなっているような気もします。より長く期間をあけたほうがダイエットもできて、採卵できる卵の数が増える気がするのですが、どうでしょうか?もしそうだとすれば、どれくらいの間隔をあけると良いのか教えてください。 補助金は出ていますが、貯蓄も限界がきました。妊娠した場合のその後の費用も考えると、このまま体外受精の回数を重ねるのはどうかと考えてしまいます。
卵巣機能は治療後1〜2周期休止すると回復します。それ以上期間を空けても卵の数や質に大きな変化はありません。奥様の治療を行う上での問題点は肥満です。妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群(中毒症)などのリスクを伴いますので、治療前に減量されることをお勧めします。最終目標は身長-100kgですが、まずは5kg減量してみてはいかがでしょうか。
また、排卵誘発を行う際は、月経3日目の胞状卵胞数、血液検査でFSH・LH・E2の値の評価を行い、奥様に合った方法を選択して行うことをお勧めします。[2013年11月2日] (産婦人科医: 伊熊 慎一郎)
年齢:36 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:4回 体外受精:2回
低刺激周期(クロミッド)で採卵を行い2個採卵でき、2回体外受精を行いました。
1回目:採卵周期、内膜9mm、桑実胚で移植し陰性。 2回目:ホルモン補充周期、内膜13mm、5日目胚盤胞で移植し陰性。 ともに受精卵の質はよく、1回目の時は医師に「妊娠したと思っていた。」と言われたくらいでした。まだ移植2回ですが、分割も順調な良好胚を戻しても陰性なので悩んでしまっています。もう卵がないので、次周期は採卵からはじまります。 次の移植はシート法を実施してもらい、移植前日には内膜を引っ掻く治療(?)をしてもらおうと思っています。卵巣機能の低下も見られ、ストレスからかもしれませんが生理周期も多少短くなってきたため、時間がないと非常にあせっています。 血液およびその他検査は下記の通りです。 ホルモン値=FSH:13.6,LH:2.2,プロラクチン:14.8,プロゲステロン:10以上,AMH:0.73 フーナーテスト:不良(精子が動いていない)、抗精子抗体:(−)、卵管通水検査:問題なし、精液検査:問題なし 私の歳でこのホルモン値だとこんなものなのでしょうか?確立していないそうですが、着床不全の検査を受けようとも考えています。先生ならどのような治療をおすすめされますか?
36歳にしてはAMH値が非常に低めです。卵巣の予備能が低下していると判断しますが、実際には胚盤胞になっておりますので、卵巣自体の反応は大丈夫だと思います。問題はやはり排卵誘発法でしょう。卵巣の機能を知るためには月経3日目の胞状卵胞の数がもっとも信頼できると言われております。この胞状卵胞からAMHが分泌されていますので、是非月経中の胞状卵胞の数・サイズを診てもらってください。
このホルモン値はおそらく黄体期のものでしょう。ホルモン検査は胞状卵胞同様、月経3日目までにされてみてください。その結果で排卵誘発を決めるといいと思います。胞状卵胞の数は左右に3個以上あれば、GnRHアゴニスト・アンタゴニスト・FSH・HMGを用いた排卵刺激法が有効でしょう。もし、胞状卵胞数が1個より少ない場合は低刺激法が有効だと考えます。[2013年11月2日] (院長: 田中 温)
年齢:45 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:3回
昨年の結婚後、すぐに体外受精を始めて、他院で3回行いました。フォリルモンとテイゾーを150単位投与し、採卵数は順に2,2,1個でした。しかし、いずれも1個しか分割が進まなかったため、移植数は1個、全てグレード1で、8分割胚を移植しましたが妊娠に至りませんでした。
今年4月に転院した途端、胚移植まで至らなくなりました。3回採卵した結果、1回目は受精せず、2回目は変性卵、3回目は空胞でした。 転院前の病院の先生に、「強い刺激でなければ反応が悪いのでは?」と言われたので、8月に転院前の病院で再度採卵を行いました。5個の卵胞に穿刺したものの、採卵数は0でした。その際に「卵子が育っても排卵できていない」と説明がありました。 8月下旬はFSH:10.6、エストラジオール:27、LH:4.0でしたが、1か月前からDHEAを1日50mg摂取し、ここ数カ月ではFSH:7.6〜11となっています。 低刺激をするべきか、今までの採卵数が最高2個であっても高刺激をするべきか、どちらがよいでしょうか?
年齢が高くなりますと卵巣機能が低下するため、排卵誘発を行い卵胞発育が認められても卵子の質がよくなかったり、空胞であることをしばしば経験します。奥様のホルモンの基礎値は正常範囲で、卵巣の排卵誘発剤による反応も十分見られておりますが、今までの結果や今後の卵胞への負担を考えますと、低刺激法で排卵誘発することをお勧めいたします。[2013年11月2日]
(産婦人科医: 伊熊 慎一郎)
年齢:39 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:15回 人工授精:2回 体外受精:1回
35歳の時に3回目のタイミング法で1人目を授かり、その後、3年間妊娠せず2回目の人工授精で昨年妊娠しましたが中期破水により妊娠の継続ができませんでした。それからAMH値が低いことが判明したので、年齢を考えて体外受精を行ったところ、アンタゴニスト法で5個の成熟卵が取れましたが、卵子の中に入る精子は、酵素が無い精子ばかりで培養中止となりました。次回からは顕微授精を行う予定です。
そこで質問ですが ・酵素を持たない精子(正常ではない精子)を使い顕微授精をしても受精卵には問題ないのでしょうか? ・先月採卵を行い今月も同じ方法で採卵予定ですが、卵巣を休ませずに採卵すると卵子の質は落ちますか?
体外受精で受精しない理由は、精子に酵素が無いということが全てではありません。卵子側に問題もあるかもしれませんが、いずれにしても顕微授精を行って受精・妊娠した場合、子どもには影響はありません。ただ採卵に関しては、続けて行うと卵巣の機能は低下する場合もあります。排卵誘発を行う前には、必ずホルモン検査、卵巣の状態を経膣超音波で確認して、開始時期を決めることが重要です。[2013年9月21日]
(院長: 田中 温)
年齢:41 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:10回 人工授精:回 体外受精:2回
県内の不妊治療専門クリニックで治療をしています。昨年12月にショート法で初めて採卵し6個採取、そのうち3個受精(体外授精1個、顕微授精2個)し、全て胚盤胞まで育ち凍結しました。今年の2月と4月にホルモン周期で移植しましたが陰性でした。
今月生理がきたら凍結胚移植をする予定でいましたが、生理が遅れています。最後に月経があったのは6/8で、いつもは月経周期35日の高温期17日なので、7/10に妊娠検査薬にて確認したところ陽性だったため、7/12に大学病院を受診しました。「胎嚢はまだ見えないが尿検査で妊娠している。次回は胎嚢が見えるだろう。」とのことで10日後受診することになっていました。7/19にうっすら茶褐色の出血があったので、受診して経過を見てきましたが、7/22の受診時に胎嚢確認できず、尿検査でもホルモン値が下がってきており(詳しい数値は言われていません)、主治医から化学的流産との診断を受け、「胎嚢も確認できなかったため、出血と一緒に内容物が出てくることもないので検査もできない。」と言われました。 私は今回を含め3回自然妊娠しましたが、全て流産となっています。1回目は2年前の7月に繋留流産(心拍確認後9週5日)で掻爬手術、2回目は昨年で、胎嚢は確認できましたが、大きさや成長に全く変化なく心拍も確認できないまま9週で完全流産となりました。2回とも内容物の染色体異常について検査はしていません。2回目の流産後、私の希望で不育症検査を大学病院で行い、「子宮筋腫はありますが大きくないので、妊娠に支障はありません。」ということで、異常はありませんでした。 今回の流産後も原因がどこにあるのか、まだできる検査はないのかを主治医に尋ねましたが、「夫婦の染色体異常も含め大学病院でできる検査は全てしており、高齢ということが大きい。」と言われました。 原因がわからない中、妊娠するのが大変怖くなっており今後の不妊治療もどう進めていけばよいのかわからなくなっています。この状況でいくつか質問があります。 @服薬や受診もしていませんが、7/24あたりから出血が鮮血になり多くなっております。今回の妊娠はこのまま生理のように終わっていくのですか?また、今回の出血で本当に子宮の中がきれいになり今後の不妊治療に差し障りありませんか? A妊娠するたびに、成長度合いが悪くなっている気がしますが、やはり年齢が大きな原因でしょうか?または、不運が3回続いたと思われますか? B不育症の検査やその他の検査で何かできることはありませんか?セントマザーのHPを見ていると、着床前診断やスクリーニング(PGS)などの検査があるとの記載があり、原因がわかるのではないでしょうか。 C胚盤胞を1個凍結してあります。体調を整えて不安を取り除いてから移植したいとは思いますが、移植に2回失敗しているため、主治医から子宮内膜刺激(ブラッシング)の提案がありましたが有効でしょうか?
@子宮内膜が既に薄いのであれば、自然にみてもいいかと思いますが、厚いのでしたら、出血が長引く可能性もありますので、一度診察をしてもらった方が良いのではないでしょうか。
A流産の時期が早くなっている傾向はあるかと思いますが、妊娠は1回1回異なりますので、たまたまとも言えます。 B当院での診察をご希望でしたら、近医での検査結果をご持参ください。不足分があれば当院で検査を追加することは可能です。 C子宮内膜を刺激する意味で、今後着床率を上げるためにブラッシングを行うことは意義があると思います。しかし、通常の子宮内膜が薄い症例では気をつけないと、子宮内膜が癒着し、アッシャーマン症候群になる可能性もありますので、注意が必要です。[2013年9月21日] (産婦人科医: 永吉 基)
年齢:32 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:5回 人工授精:7回 体外受精:1回
新鮮胚移植が陰性に終わり、今回は凍結胚をホルモン補充周期で移植する予定です。
処方された薬がプレマリンのみで、D7より飲み始めました。徐々に増やしていき、移植する少し前からプロゲストン注射が始まると説明を受けました。ホルモン補充というと、生理開始から薬を飲み始めたり、点鼻薬や貼り薬をするイメージなのですが、この方法は有効なのでしょうか? ホルモン値等も検査しない病院なので、本当に移植に適した身体になってから移植をしてもらえるのか心配です。
ホルモン補充周期の凍結胚移植では、月経1日目〜3日目からエストロゲン製剤の内服または貼付を行い、子宮内膜の肥厚を促し、十分に厚みができたところからプロゲステロン製剤を併用し、黄体期と同じホルモン環境にしてから融解胚移植を行うという流れになります。プレマリンはエストロゲン製剤であり、プロゲストンは黄体ホルモン剤ですので薬剤の選択は問題ないと思います。しかし、月経7日目からの開始では少々遅いと思います。開始時期を早めて頂くようご相談してみてはいかがでしょうか。また、胚移植時の黄体期ホルモン測定は必要と考えます。その値を見て黄体ホルモンの投与量を増減します。[2013年9月21日]
(産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:42 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:1回
イタリアにてIVF治療を42歳で開始しました。
前回は、D3のホルモン値がAMH:2.35,FSH:4.80,LH:3.40,E2:61で卵胞が14個程度でした。誘発法はアンタゴニスト法で、FSHを150IU×9日、アンタゴニストを3本注射しましたが、採卵は4個のみでした。1個は古く(?)、3個をレスキューICSIにて受精させた結果、異常受精・分割中止が1個ずつ、残り1個は2日目で4分割(フラグメント1%〜5%)となりました。これを採卵周期に移植した結果、陰性でした。この施設では凍結は余剰分のみで、基本的には採卵周期に移植します。 内膜がD17に7.3mmだったことも有利でなかったかもしれませんが、採卵数が少なく、またIVFの予定がレスキューICSIになったことから、刺激に対する卵巣への反応が悪いこと、卵子の質が良くなかったことが問題だったと思います。夫の精子には問題がありません。 治療を受けている施設が43歳までしか基本的に受け入れていないため、次回9月の治療が最後と思って挑戦します。前回の検査をした時から半年近く経った今月の検査では、AMH:1.75,FSH:4.40に減少、LH:4.00,E2:82で卵胞数は7+7個という結果でした。採卵方法は、「少し卵巣に頑張ってもらってショート法を試してみましょう」と提案されています。 前回の採卵数がいまひとつだったから別の方法を試す、といった選択なのかと受け取りましたが、医師は私がアンタゴニストを好むのであれば、それを受け入れるといった姿勢です。私の考え、と問われても何とも判断ができず迷っています。刺激の反応がイマイチで高齢な私のようなケースでは、先生はどのような選択をしますか?
一般的に42歳の場合、採卵数は1〜2個ですので、あなたは年齢の割に卵巣状態が非常に良好と言えます。排卵と体外受精、顕微授精の成績は、排卵誘発法によって決まります。海外の場合には手法がかなり異なってきますので、今回の件は何とも言えませんが、ショート法も一つの方法ではないでしょうか。当院では、月経3日目と月経中の左右卵巣内の胞状卵胞の数と大きさ、E2、LH、FSHの値で誘発法を決めます。あなたの場合には、卵巣年齢がたいへん若いようですので、本来ならばアンタゴニスト法が良いのですが、アンタゴニストの使い方によっては非常に良い卵が採れたり、全く採れなかったりする場合がありますので、この辺が難しいところです。[2013年9月21日]
(院長: 田中 温)
年齢:43 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
1. 40歳以上での治療はどうなったら止め時でしょうか。また、先生は止める事を勧めることはありますか?
2. 40歳以上の人にHMG投与はしないという話でしたが、HMG投与を行っている場合ホルモン剤の量が多いほど身体に負担がかかりますか?また、卵巣を休ませた方がよいのでしょうか?
1. 治療終了の時期を決めることは、非常に難しいことです。治療終了を決める時期は、いわゆる閉経でどのような方法を試してみても卵胞発育が認められない、卵巣が機能していない状態と判断した時と考えられます。
2. 40歳以上の方にも卵巣の反応が良好であれば、HMGを投与することはありますが、卵巣に対するホルモン作用は強力であり、かえって卵巣に負担をかける場合もあります。その際は、自然に卵巣を休ませたり、低容量ピルを投与し、ホルモンバランスを整えることなどを行います。[2013年8月31日] (産婦人科医:伊熊 慎一郎)
年齢:44 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
GIFT法・ZIFT法の高齢者への適用が有効な理由は何ですか?
まずGIFT・ZIFT法は、本来精子と卵子が出会って受精・分割する卵管の中に胚を入れるという治療方法です。体外培養という人工的な環境ではなく、自然な環境に卵をすぐ入れるということが、良好な結果につながる原因として考えられます。
高齢の方の不妊治療は、妊娠率が低く流産率が高いので、自然妊娠に最も近い形で妊娠できるため治療成績が良好である卵管内移植が有効と考えられます。[2013年8月31日] (院長:田中 温)
年齢:31 基礎体温: 生理周期: タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:回
現在、セントマザーにてAIHに挑戦しております。
精子凍結は運動率が低下するため勧められないと言われましたが、初診時にもらった2012年セミナーのDVDには、精子凍結はした方がよいとのことでした。これは、IVFの場合でしょうか?AIHとIVFでは違うのでしょうか。
精子を凍結すると、運動率および良好な運動をする持続時間は低下します。人工授精の場合は、凍結精子よりも新鮮精子の方が間違いなく有利です。体外受精の場合、精子自体がもともと良好であるならば凍結した精子でも問題ありません。
凍結した方が有利ということは、現在では認められておりません。場合によっては良好精子を凍結することで不良精子になることが度々あったり、また受精の環境によっては凍結精子を用いた方がよくなる場合もあったりしますが、一般的ではありません。[2013年8月31日] (院長:田中 温)
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