回答一覧 - 不妊の検査 No.4 -
年齢:36 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:10回 人工授精:0回 体外受精:0回
 今回、生理から10日目に子宮卵管造影検査をする予定です。生理周期は規則的で、29〜30日です。
 子宮卵管造影をした後は、妊娠しやすいと聞きますが、検査をした周期にタイミングをとってもよいのでしょうか?それとも、その周期は避妊して翌周期からタイミングを計ったほうがよいのでしょうか?造影剤や放射線の影響が心配です。

 卵管造影後の周期に妊娠されても、まず問題はありません。造影剤や放射線の総量は少ないので、影響はなく、一般的な自然妊娠の奇形率とほとんど変わりません。
 しかしながら、仮に奇形などの問題が起きた場合には、人はそれを原因にするものです。ご心配であれば、その周期は避妊をされて、次の周期からタイミングをとることをお勧めします。[2007年2月15日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:31 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:15回 人工授精:0回 体外受精:0回
 昨年、治療を始めました。子宮卵管造影検査にて卵管の疎通性には問題はありませんでしたが、弓状子宮と判明しました。ホルモン検査では、月経後5日目:LH3.94mIU/mL・FSH5.32mIU/ml・PRL12.2ng/ml、月経20日:E2 255pg/mL・プロゲステロン5.62ng/mlでした。
 数周期間タイミング療法を行い、クロミッド50mg/dayの内服、排卵期にゴナドトロピン5000単位の注射をしていますが、周期22日頃から軽い生理痛、周期25−27日で月経が起きます。10月には周期28日目で腹痛・出血し、月経の遅れだと思っていたら、その後高温相が続き、切迫流産と判明しました。
 プロゲステロン値が低かったのですが、主治医は「ホルモン値は変動するから気にしなくて良い。保険上、再検査はしない。」との回答でした。インターネットなどで黄体機能不全(黄体中期の血中プロゲステロン値が10ng/ml以下)には黄体賦活療法として、HCG製剤を数回に渡って行ったり、黄体ホルモンの補充を行う方法もあると知り、主治医に尋ねるとHCGは保険上増やせない、黄体ホルモンの補充は胎児奇形などの心配があるので行わないと言われました。人工授精(AIH)へのステップアップを毎回進められますが、今のままではAIHしても着床できないのではないでしょうか?受精自体には問題がないではないかと思っています。これ以上聞くと主治医との関係が悪くなりそうで聞けません。どうすればよいでしょうか?

 黄体ホルモンの測定は、1点ではなかなか判定が難しいと思います。但し、排卵後、5日〜1週間経っても10以下の場合は、やはり黄体機能が少し低いと判断していいと思います。もし、排卵時の子宮内膜が10mm以上と良好で、なおかつ20日目のP値が10以下であれば、黄体ホルモンの投与、HCGの投与などが有効だと思います。しかし、これらを使うことにより、急激に妊娠率が上がることは期待しない方がよいと思います。
 妊娠のためには、黄体ホルモンの値のみでなく、排卵のタイミングがあっているかどうか、精子の状態が良好かどうかなど、妊娠するためのすべての条件をクリアする必要があります。
もしも、自費でかまわないのであれば、主治医にお願いをして、黄体期にもう一度検査をされてください。そうすれば、黄体ホルモンの値が継続して低いのか、それとも高いものがたまたま低くなっているのかが判断できると思います。但し、その場合は、保険適用外になりますので、費用が高くなります。[2007年1月13日]
(院長:田中温)
年齢:32 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 はじめまして。若い時に人工中絶をしたことに不安があり、結婚して夫婦で妊娠検査に行きました。
 そこで、主人の無精子がわかり、現在も検査をすすめている段階です。私は内診では子宮や卵巣とも、大きさや形ともに問題はなさそうだと言われました。その後、不妊治療専門の病院で診察した時も、同じように言われました。主人の状態から顕微授精(ICSI)の可能性があるので、私も色々な検査を行うことになり、卵管造影検査を受けました。その結果、右側のみ機能している単角子宮と診断されました。素人考えなのですが、中絶の時の先生や、最近内診をしていただいた先生方にはわからなかったのはなぜでしょうか?一緒にモニターを確認しましたが、右も左もびっくりすぐくらいにキレイに卵胞が映っていました。できれば問題がなければいいと願ってやまないのですが、造影検査が何かの間違いという可能性はありませんでしょうか?また、内診から検査までの数日で急に単角子宮になるようなことはありますか?
 主人に問題があり、私の子宮で元気に育ってくれるようにと願っていたのに、思いがけない結果に不安がつのる一方です。単角子宮について、教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。

 これまで、なかなかわからなかった理由としては、両側卵巣があっても「単角子宮」であることがよくある点や、子宮卵管造影検査をしなければ正確な診断ができないことが多いといった点が挙げられます。
 実際には、右側のみの単角子宮ではなくて、左側にとても小さく(痕跡程度に)子宮が残っている「副角子宮」という状態かもしれません。副角子宮であっても、基本的には、単角子宮の場合と同じになります。
 出産については、よく主治医と相談してください。帝王切開となることが多くみられます。[2007年1月13日]
(産婦人科医:粟田 松一郎)
年齢:32 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:2回 人工授精:0回 体外受精:0回
 右側卵管閉塞と潜在性高プロラクチン血症と診断されました。
 クロミッドを生理5日目から1錠、5日間飲んでいます。自然排卵を希望したのですが30mm近くなっても排卵せず、注射で排卵させました。右から3つ排卵し、左は40mmが2つ残っていました。
 クロミッドを飲んでも30mmまで排卵しないのは、なぜでしょうか?色々と調べたところ、両方から排卵すると書かれてありましたが、片側からしか排卵しないことは異常なのでしょうか。また、あまり育ち過ぎた卵は受精や着床は難しいのでしょうか。

 クロミッド+HCGで排卵させているようですが、両方から排卵することは稀で、片側から排卵することが一般的です。また、交互に排卵するということも一般的ではありません。片側のみから排卵するということもよくあり、これは正常です。ですから、片側からしか排卵しなくても問題はありませんよ。
 しかし、あなたの場合は、右の卵管が閉塞していますので、左側のみに排卵をさせる必要がありますから、クロミッドにHMGもしくはFSHを追加されてはどうでしょうか。更に、今の治療を継続する前に、腹腔鏡検査を行い、開通している左の卵管周囲に癒着があるかないかを調べた方がよいと思います。もし、卵管造影検査で卵管の内部が通っていても、その周囲に癒着があった場合は、卵管が卵子をピックアップすることができませんので、妊娠は不可能になります。
 卵管閉塞の原因はよくわかりませんが、もしクラジミアや開腹手術が原因になっている場合は、対側(あなたの場合は左側)の卵管周囲の癒着に対して、正確な診断をされることをお勧めします。そのためには、腹腔鏡検査は有用な方法です。当院の場合は、全身麻酔で検査時間は15分程、1日入院で行っております。費用は4〜5万円です。傷は2〜3mmと小さいので、それほど目立ちませんよ。[2007年1月13日]
(院長:田中 温)
年齢:33 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不明 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 高校1年生の夏、初潮がなかなかこない事を心配した母親に連れられて、大学病院を受診しました。検査内容は覚えていませんが、脳のCTは撮っていません。それ以来17年間、薬を飲み続けています。
 実は、私は4歳のときに、ブランコで遊んでいて、コンクリートに後頭部から落ち、脳外科に行きました。結果、脳が豆腐の角がつぶれた様になり、1ヶ月間以上、まっすぐ歩けず、食べれば吐くという大怪我をしました。それが原因で性腺を傷つけてしまったのかもしれないといわれました。
 薬は、プレマリンを2錠ずつ7日間、その後、ルテジオンを10日間飲んでいます。飲み終わって、大体5日後くらいで生理が来ます。最近、基礎体温をつけ始めましたが、二相性ではありません。
 はっきりとした原因がわからないまま、薬を飲み続けて17年経ちました。まだ結婚はしていません。薬を飲まなければ生理は来ないし、結婚しても子どもを望めないのではと考えることもあります。
 原因は何なのでしょうか?今後、薬をやめて生理がくるようになったり、妊娠する可能性はあるのか?どのような検査や治療を受ければよいのかを教えてください。

 現在も産婦人科医を受診しながらお薬を処方してもらっているのだと思いますが、主治医からは、どのように説明を受けておられるのでしょうか。お薬を処方される前に、ホルモン検査や超音波検査はされていますか?
 検査項目として、LHRHテスト、TRHテスト、エストラジオール値、経膣エコーによる卵巣所見、腹腔鏡下卵巣生検などがあります。その結果で、無月経の原因を判断することが大切だと思います。[2007年1月5日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:28 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:3回 体外受精:2回
 過去STD(淋病)になったことがあります。
 その時は、きちんと治療したのですが、それが原因で不妊になることはあるのでしょうか?
不妊の検査では、卵管も両方通っており、これといった原因はないと言われました。現在は体外受精'(IVF)をしていますが、もし、この病気が原因なら違った治療をしなければならないのではと思っているのですが、どうでしょうか?また、受けておくべき検査はありますか?

 卵巣や卵管の周囲に炎症がおよんでいる場合、癒着などによって、卵子が排卵しても卵管から子宮の中へ入れなくなることがあります。このような状態の方でも、体外受精(IVF)であれば妊娠は可能です。
 最近の淋菌は薬剤耐性が強くなっており、限られた数種類の抗生物質しか効かなくっております。念のため、再検査をしておくのもよいかもしれません。また、しばしば咽頭(のど)に淋菌が感染している場合もあります。のどに違和感が続くときには、その部位の淋菌培養も行うとよいでしょう。[2007年1月5日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:35 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:5回 人工授精:0回 体外受精:0回
 検査結果で、抗精子抗体が7.16といわれました。この数値は、高いのでしょうか?通常はどのくらいで、高いとどういった影響があるのかを教えて下さい。
 また、7.16という数値であれば、体外受精(IVF)を行わなければ妊娠はムリでしょうか?よろしくお願いします。

 抗精子抗体の検査方法や基準値にもよりますので、検査を行った施設の医師に尋ねるか、あるいは検査会社に問い合わせてもらってはいかがでしょうか。精子抗体が陽性だと、抗体が精子の動きを障害して、卵子のところへ到達できず、受精できません。
 抗精子抗体が陽性でも、人工授精(AIH)で妊娠する可能性はあります。子宮頚管粘膜の中で、抗精子抗体のために精子が不動化している場合、子宮体部の腔内へ直接精子を注入することで、卵子との授精が可能になることもあります。人工授精でも妊娠しなければ、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)が必要かもしれません。[2006年12月15日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:31 基礎体温:二相性ではない 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 結婚して1年半になります。結婚当初から子作りをしてきましたが、なかなか妊娠しません。基礎体温はチェックしていますが、不妊治療はした事はありません。
 20代になってから生理痛がひどく、以前検査したところ、子宮後屈と言われました。子宮後屈の人は妊娠しづらいと言われましたが、それが原因なのでしょうか?産婦人科に行けば、何か治療を受けることができるのでしょうか?また、子宮後屈の場合、妊娠しやすい体位などがあれば、教えてください。

 子宮後屈は子宮が直腸方向に屈曲している状態です。前屈(膀胱側へ屈曲)している女性の方が多いのですが、後屈の原因が「癒着」による場合には、不妊症の可能性が高くなります。
 癒着していないかどうかを調べるため、腹腔鏡検査を受けてはいかがでしょうか。癒着がひどい場合は、排卵した卵子が卵管内に入ることができないため、体外受精(IVF)の治療が必要になる場合があります。
 「癒着」の原因としては「子宮内膜症」が一番多く、月経痛が強い場合がしばしばあります。また、クラジミアなどの感染による骨盤内炎症でもおこります。[2006年12月15日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:35 基礎体温:二相性 生理周期: タイミング法:5回 人工授精:0回 体外受精:1回
 抗精子抗体で、体外受精(IVF)をしています。
 まだ検査はしていないのですが、もしかしたら高プロラクチンもあるのではないかと思い始めています。高プロラクチンを治さないと体外受精をしても、妊娠は望めないのでしょうか?

 高プロラクチンは、脳下垂体から分泌されるホルモンですが、同様のホルモンには、LHやFSHなどがあります。これらが正常に分泌されないと、排卵や卵の成熟、卵の質に影響を与えます。しかし、これらが高いからといって、妊娠を望めないことはありません。
 高プロラクチンがどうかは、プロラクチンの採血、あるいはTRH負荷試験で検査します。そこで、正常よりも高値であれば、プロラクチンを低下させる薬を内服します。お薬によって、値は正常化し、卵の状態も改善します。そうすることによって治療に対しても良い効果が出ます。[2006年12月15日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:29 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 結婚してもうすぐ1年になりますが、妊娠しません。
 主人の勤務が夕方から朝までの仕事で不規則なため、性行為もままなりません。そのため、私は仕事を辞めたのですが、妊娠する気配もありません。1年経ったらそろそろ病院に行ったほうがよいでしょうか?

 妊娠するには男性側も女性側も、(妊娠するために)健康で、異常が無く、しかも排卵時期とタイミングがとれるということが最低条件です。そればどこか欠けていては、いつまでたっても妊娠には至りません。そのようなことを考えれば、診察を受けて、精子は妊娠するのに十分か、子宮、卵管、卵巣は異常無いか、確実に排卵しているのかどうか検査が必要です。十分な検査を受けて、全く異常が無ければ、タイミング法を上手に利用して妊娠するように考えてみて下さい。[2006年11月16日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:31 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:6回 体外受精:3回
 生理開始から12日目くらいまで、ダラダラと出血が続きます。現在、通院している病院の医師より子宮内ポリープの可能性があるかもしれないと指摘がありましたが、子宮内ポリープと妊娠はどういった関係があるでしょうか?検査法や治療法について教えて下さい。

 子宮内ポリープはできる場所にもよりますが、不正出血や不妊の原因になったりすることもあります。
 このポリープが不正出血や不妊の原因の可能性が高いと判断すれば、まず、超音波検査、子宮卵管造影検査、子宮鏡を行ってください。これらの検査で、位置の確定を行い、(細胞診で悪いものでないことを調べた上で)子宮内容除去術を行い、ポリープ除去を致します。採取したポリープは念のため組織検査も行っておくと安心でしょう。[2006年11月16日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:25 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 毎月、28〜31日周期で生理がきています。基礎体温は、低温約2週間後、高温約2週間あります。低温期は36.1〜36.5℃と幅が大きく、高温期も36.5〜36.8℃と日によって違います。
 半年ほど子作りに励んでいますが、できません。どのような原因が考えられますか?また、まずどうすればよいでしょうか?

 不妊治療を行っている産婦人科で子宮卵管造影を行い、卵管の通過性や子宮の中の形を調べる検査をして下さい。また、男性側の原因も考えられますので、精液検査も必要です。
 不妊症の原因としては、生理痛が強いのであれば子宮内膜症の可能性もあります。クラミジアによる感染で卵管の周りに癒着が起こり、これが原因になっていることもあります。 [2006年11月16日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:28 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 はじめまして。私は結婚1年目で、半年ほど前から、排卵検査薬を使用してタイミングをみながら性交しています。特に問題がない夫婦であっても自然妊娠の確率はそれほど高くないという記事を読んだ事がありますので、焦る必要はないのかもしれませんが、問題があれば早めに対処したいので、メールをしました。
 生理周期が27〜31日と安定していて、基礎体温が二相性になっていて、排卵検査薬ではくっきりと陽性反応がでていますが、それでも排卵していないことはあるでしょうか?6月から基礎体温もつけていますが、高温期と低温期のバランスがよくないようです。毎月、だいたい高温期が8日前後ありますが、9月に限っては、生理期間1週間を含めると22日間も低温相(36.2〜36.5℃)が続き、10月の生理開始予定日の7日前にようやく高温相に入りました。これは、なかなか妊娠しないのと関係があるのでしょうか?また、基礎体温を正常に保つために、きちんと産婦人科で診ていただくのが一番なのでしょうか?簡単には子供は授からないのだと改めて感じていますが、とても不安です。どうぞよろしくお願いいたします。

 非破裂卵胞症候群ということも考えられます。非破裂卵胞症候群の場合は、排卵しないまま高温期(黄体期)になるもので、妊娠しにくい原因となります。また、卵巣周囲が癒着している可能性もあります。
 不妊症の原因は基礎体温だけでは分かりません。治療に入る、入らないは別として、まずはスクリーニング検査として1.経膣超音波検査、2.子宮卵管造影検査、3.精液検査などを受けられてはいかがでしょうか。[2006年11月16日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:32 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 卵管造影検査を受けた結果、両側卵管閉塞と子宮内腔が大きいと言われました。いろいろと調べてみると、造営検査の再検査で、実は閉塞はなかったといったことが時々あるようですが、腹腔鏡をする前にもう一度検査してもらったほうがいいのですか?また子宮内腔が大きいとやはりかなり妊娠し難いのでしょうか?

 子宮内腔が大きいことは色々な原因があるかとは思います。まず、考えられることは子宮筋腫や腺筋症です。筋腫や腺筋症が否定されれば、単純にやや広いだけなのかもしれません。
 程度にもよりますが、内腔がかなり大きければ、妊娠をしにくくさせる要因の1つではあります。しかし、妊娠できないわけではありません。また、両側卵管閉塞ということですが、内腔が大きいため、十分に圧の加わった造影剤注入ができなかった可能性もあります。通水治療を行って再度造影検査の再検査をされてみてはいかがでしょう。或いは、腹腔鏡検査の時に通色素検査をすれば、本当に閉塞しているかが判明すると思います。[2006年11月1日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:28 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不規則 タイミング法:3回 人工授精:0回 体外受精:0回
 こんにちは。今年に入ってから基礎体温をつけていますが、低体温のままで高温になりません。
 生理は不規則ながらも、だいたい2ヶ月に1回の割合であります。先日、薬局でLHの測定キットを購入して測ったところ、反応があったので排卵はしていると思われるのですが、基礎体温では排卵日がわかりません。基礎体温とLHの関係を教えてください。

 LHは排卵ホルモンのことですので、LHが陽性となって反応があれば、それから24時間後には排卵する物と思われます。排卵が起こると、プロゲステロンという女性ホルモンが分泌されて、基礎体温も高温相となります。しかし、基礎体温上昇は人によっては分かりにくいこともあり、超音波検査でしっかり排卵した事が確認されなければ、排卵したとはいえません。
 特に生理不順の方は、排卵が分かりにくいと思われますので、医師の診察が必要です。[2006年11月1日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:21 基礎体温:不明 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 昨日、エコー検査から卵巣にネックレス状の影があり、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診断を受けました。基礎体温はなんとなく二相性ですが、高体温になったと思っても日によって下がるようなこともあります。
 このような状態ですが、担当医は「排卵はあるようだ」と言ってくれました。まだ、血液検査もしておらず、エコーのみの確認段階です。排卵はあるかもしれないということで、安心して帰ったものの、インターネットで調べてもみると、とても心配になりました。今はまだ考えていませんが、いつかは絶対赤ちゃんがほしいです。今もし排卵があるのなら、早めに子作りしたほうがいいのでしょうか?対症療法しかないようなので、時間が経つ更に排卵しにくくなってしまうのではないかと心配です。

 まだお若いですから、まず基礎体温をきちんとつけ、超音波で卵胞の成長があるのかどうかチェックされてみてはどうでしょうか。卵胞の成長がみられ、基礎体温が二相性になっているなら、様子をみられてもよいと思います。超音波で卵の発育がみられないなら、LH-RHテストを行って、正確なPCOSの診断をし、排卵誘発剤の内服からされてみてはどうでしょうか。環境が整っておられるのであれば、早目にお子さんを作ることがよいかと思います。[2006年11月1日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:28 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 8月に高度異形成といわれ、来月オペを行います。もう1人子供がほしいと思っていますが、オペの後、どれくらいお休みすればよいでしょうか?オペ後どのくらいの期間、妊娠しなければできなければ、不妊治療を開始したらよいでしょうか?

 高度異形成の手術は円錐切除を行うことが普通です。施設によってはレーザー治療を行うかもしれません。まずは、手術後の子宮腔部の治療状態が良好であること、2周期くらいは通常の月経を確認しておくことが基本になります。しかし、手術後の経過等は個人によって異なりますので、詳しくは主治医にお聞きになった方が良いでしょう。[2006年10月15日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:28 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 数年前にも経験したことがあるのですが、今年の7月から、不正出血が20日も続き、病院でアドナ錠とトランサミンカプセルを処方していただきました。その後、生理5日目に血液検査をしてもらうと、ホルモン値が低いということでした。今後、また同じような症状が出たり、結婚して、子供が欲しくなったらまた来て下さいと言われました。
 来年には結婚する予定ですが、不妊症なんだ・・・と気持ちが焦ってしまいます。結婚前にできる治療はないでしょうか?また結婚後は私のような症状はどのような治療をするのかも教えて下さい。お願いします。

 月経不順による不正出血と思われます。念のため、子宮癌検診は受けておいてください。もしかしたら「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」の傾向があるかもしれません。経膣超音波検査でもある程度の診断ができますので、不妊専門の施設で診察を受けてみてはいかがでしょうか。
 結婚までは、ホルモン剤で定期的に消退出血(月経のようなもの)を起こしておくことをおすすめします。(結婚して妊娠を希望した場合には、治療方法は変わります。)軽い排卵誘発剤の内服薬で排卵できるのか反応を見てもよいと思います。あわせて、LHRHテストやTRHテストなどのホルモン検査もしてはいかがでしょうか。PCOSだった時はもしも、内服薬で反応しない場合には、HMGやFSHといった排卵誘発剤の注射も使用しますが、その場合には、過剰反応に注意が必要です。重症例では、腹腔鏡下に両側の卵巣の表面に電気メスで多数の穴を開ける治療法もあります。 [2006年10月16日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:25 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
 不正出血が続いたので、子宮頸がんの検査をしました。検査の結果がIIIaでした。2年前はIIだったので進行していて、とても不安です。やはり、妊娠しないことと関係があるのでしょうか?今まで妊娠は経験がありません。不妊症の検査を受けた方がよいのでしょうか?

 スメア検査の結果が、IIIaというのは軽度細胞異型がみられるという診断であり、子宮頸がんというわけではありません。頚がんのスクリーニング検査はIからVまでに分類され、IIIはaとbに分けられます。IIIが出れば、厳重に経過観察が必要となりますので、医師の指示に従ってください。また、これらは妊娠には関係ありません。従って、不妊症とは別問題ですが、不妊に関しても悩んでおられるなら、早く不妊症の検査を受けられ、対処されたほうがいいと思います。[2006年10月1日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
年齢:33 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:6回 人工授精:6回 体外受精:2回
 今まで2回採卵を行った結果、2回とも卵子の質が悪く、グレードの高い受精卵ができず失敗に終わっています。(卵子が精子を引きつけないそうです。)
 その後希望を失って、2年ほどお休みをしているのですが、内科の検診で、高インスリン血症であることがわかりました。
 検査で多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されたことはありませんが、この高インスリン血症が卵巣機能に影響を与えているのではないかと思っていますがどうなのでしょうか?(ちなみに昔から異常に体毛が濃いです。)高インスリン血症の治療を平行して行えば卵子の質はよくなるものでしょうか?

 「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、高インスリン血症、多毛、肥満、排卵障害、卵の質」、これらは不妊症と非常に関係が深いとされています。これらの状態をうまくコントロールして、良い状態にすることが妊娠を確実にしていくことだと思います。高インスリン血症の薬もありますので、主治医と相談され、服用されてはいかがでしょう。また、高インスリン血症、多毛、肥満は関係が深いのですが、これらの中には糖尿病が隠れていることもあります。こちらの検査も受けられたほうがいいと思います。特に、肥満があれば、食生活や運動など、生活の質やライフスタイルを改善する必要もあります。これらを上手に改善することで、卵子の質も良くなると思います。[2006年10月1日]
(産婦人科医・麻酔科医:姫野憲雄)
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