回答一覧 - 女性が原因の不妊について No.10 - |
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年齢:22 基礎体温:不明 生理周期:不明 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
不正出血が2ヶ月ほど続いたので、病院で検査をしたところ、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されました。
今回は、血液検査と超音波を受け、検査結果が出るまでは中用量ピル(ドオルトン)、診断後は低用量ピル(マーベロン)を服用しています。空腹時血糖値を測定したところ80だったので、糖尿病の心配はないと思います。 現在は、未婚なので、妊娠を希望しているわけではありませんが、今のうちから、きちんと治療をしておきたいとと思っています。将来のためには、低用量ピルの服用を続けた方がよいのでしょうか?もしそうであれば、いつまで飲み続ければいいのでしょうか?閉経年齢になるまで、ピルを服用し、妊娠を希望する際には一旦中止するということを繰り返すことになるか、それともピルを服用していればいつか良くなるのかを教えてください。 また、PCOSの原因は何なのでしょうか?ストレスがホルモンバランスに影響しているといったこともあるのでしょうか?子どもはどうしても欲しいので、今できることは何でもやろうと思っています。これから気をつけるとよいことも含めて、アドバイスをいただけると嬉しいです。
若い女性の月経不順の最も多い原因は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)です。軽度のものから重度のものといろいろありますが、重度でなければクロミッドで排卵すると思います。クロミッドで排卵するならば、それほど心配しなくていいでしょう。
体型も標準で、ご家族にも糖尿病も居られないようですので、ご結婚されるまでは、今のピルを使用してもよいと思います。しかし、少しクロミッドなどで排卵誘発をされると、自然に排卵してくることもあります。 PCOSの原因はよく分かっておりません。おそらく、もって生まれたものではないでしょうか。あまりストレスやホルモンバランスの影響はないと思います。[2007年12月1日] (院長:田中温)
年齢:30 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:回 人工授精:回 体外受精:3回
はじめまして。卵管形成術の手術を控え、不安な毎日を過ごしています。
私はクラミジア感染で水腫になったと思われるため、両側切除になる可能性が大きいと言われていましたが、着床率が上がるなら・・・と覚悟を決めました。しかし、インターネットで気になるコメントを見つけて、専門の先生のご意見を聞きたいと思いました。インターネットの情報では、手術前に何度か採卵して、凍結保存をしてから、手術に臨んだのだそうです。卵管切除後に卵巣機能が低下して、卵が採れなくなってしまう可能性はどのくらいあるのでしょうか?不安で仕方ありません・・・。
卵巣と卵管は別の臓器です。卵管を切除しても、卵巣が温存されていれば、卵子は今まで通りできるはずです。
卵管水腫は、卵管の先端が閉鎖したために、袋状になった管の中に、卵管内壁から分泌された液が貯留して、ふくらんでいった状態です。場合によっては、その液が子宮内へ流れ込んで、体外受精(IVF)で移植した胚に悪い影響を与えることが懸念されますし、子宮内へ戻した受精卵が、その後、卵管の中へころがりこんで、子宮外妊娠を起こす可能性もあります。腹腔鏡下や開腹下に、卵管と子宮の間を切断したり、卵管を切除する患者様もいらっしゃいます。[2007年12月1日] (産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:32 基礎体温:二相性 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
市販の排卵検査薬では排卵しているので安心していましたが、血液検査でFSHが60でした。卵巣が見えにくく、早発閉経の診断を受けました。カウフマンを1周期して、子宮内膜も厚くなり、生理3日目のFSHが10、E2も問題はない状態になりましたが、HMGやセロフェンを使っても卵は育ちませんでした。
卵巣が見えにくいということは、残りの卵が少なくなって小さくなっているということなのでしょうか?その場合、元には戻らないのでしょうか・・・。まだ32歳なのに、閉経と言われて、とてもショックを受けています。もう自分の卵子での妊娠することはできないのでしょうか。
カウフマン1周期ですぐにFSHが60〜10に下がっているなら、卵巣の予備能はあるのではないかと思います。再度2周期くらいカウフマンをやってみて、FSHとE2が正常なら再度HMGやセロフェンを使ってみてはどうでしょうか。何回かトライしても卵ができないのであれば、最終診断として腹膣鏡下に卵巣の一部をとり(生検)、その中に卵の元があるかどうか調べてみてください。その結果で、自分の卵で妊娠が可能であるかどうかわかると思います。もう少しトライしてみてはどうでしょう。[2007年12月1日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:36 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
こんにちは。治療方法に不安を感じており、ご意見をお聞きしたくて質問しました。
これまで規則的だった月経が不順になったため、不妊治療をかねて婦人科を受診しました。FSHが14と高かったため、閉経に向かっていると診断されて治療を始めました。ドオルトン1日1錠10日を服用しましたが、効果は無く、FSHは17に上がりました。翌月には、プレマリン0.6251錠を24日間、デュファストン5m1(1日4錠)を10日間服用しましたが、それでも効果は無く、FSHは20に上がってしまいました。担当医は、「残念ながら閉経です」とおっしゃいましたが、不妊治療を希望したところ、ナサニール点鼻薬を処方されました。しかし、ナサニールは、カウフマン療法を数ヶ月続けた時の治療方法ではないのでしょうか?また、FSHの値が20程度でも、前月より数字が悪くなっている場合、1ヶ月だけで早期閉経と診断されるものなのでしょうか?
早期閉経の診断は、十分時間をかけて慎重に行うべきでしょう。36歳の年齢で1〜2ヶ月、FSHとLHが高くなる(すなわち一見、閉経状態のような値をとる)ことは珍しくありません。
まず、卵巣の状態はどうでしょうか?超音波で卵巣はどのように見えるでしょうか?早発閉経なら卵巣はほとんど確認できません。もし、超音波で卵巣および胞状卵胞が確認できるのであれば、早発閉経ではないと考えていいと思います。FSHを強力に下げる方法は、色々とありますが、ピルは3〜4週間お飲み下さい。FSH、LHは必ず下がるはずです。それでも下がらない場合には、GnRHアンタゴニストもしくはナサニールなどを使ってもよいでしょう。まずは、ピルを3〜4週間飲まれてみてはどうでしょうか。[2007年12月1日] (院長:田中温)
年齢:33 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:5回 人工授精:0回 体外受精:0回
現在33歳で、4歳の子供(自然妊娠)がおります。二人目を望んで1年10ヶ月が過ぎました。その間は近くの産婦人科でタイミング指導を受けてきましたが、妊娠に至らず、今月から不妊専門の病院に通っています。卵胞チェック、フーナーテスト、子宮内膜の厚さをみていただいても何の問題も見つからず、その後、卵管造影検査を受けました。卵管造影検査の結果、卵管が広がっていないと言われ、翌日にレントゲンを撮りました。担当医からは、「水が溜まっているようなので、自然妊娠は難しい。次回の生理後に通気検査をしてみますが、体外受精(IVF)しか方法がないかもしれません。」と言われて、ショックでした。
「水が溜まっている状態」とは、どういう状態なのでしょうか?通気検査をして自然妊娠ができるようになるものか、自然妊娠の可能性はまったくないのかを教えて下さい。経済的なことも含めて、体外受精には抵抗があります。いい方法があれば、教えていただければと思います。
卵管は両側とも水が溜まっているのでしょうか。卵管の先が癒着して閉鎖すると、袋状になるために、卵管内壁からの分泌液が卵管内に溜まって、「水腫」を形成します。クラジミア感染や、子宮内膜症による癒着で起こることもありますし、原因不明のこともあります。
癒着したところに穴を開けても、元の状態に戻るわけではなく、再び閉鎖することもしばしばありますし、排卵した卵子を自ら取り込んで、子宮の中まで運ぶ働きが回復できる可能性は両側の卵管が閉鎖している場合、さほど高くはないと思います。妊娠するためには、体外受精(IVF)が必要になると思います。[2007年12月1日] (産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:43 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:3回 人工授精:2回 体外受精:1回
7年前に、両側10cm大の卵巣嚢腫(デルモイド)で開腹手術により病巣を摘出しましたが、左卵巣にチョコレート嚢腫(3cm大)、卵巣に癒着した左卵管水腫を抱えています。体外受精(IVF)で初めての胚移植で感染して、卵管水腫を発症して入院となりました。推測ですが、開腹手術によって癒着を起こし、卵管が閉塞して水腫が溜まったのではないかと思っています。(卵管造影検査は受けていません。)
開腹手術以降は、卵巣機能低下で、右卵巣は小さく萎縮し、排卵できない状態が続いています。担当医からは、手術時に正常細胞が切除されたのではないかと言われています。また、チョコレート嚢腫を抱えておりますので、卵胞数が少なく、排卵誘発をしても、毎回、左卵巣に1個しか育ちません。複数の卵胞が見えても、採卵できる大きさまで育ちません。 現在は、水腫があると着床率も下がると聞いていますので、左卵管切除を検討しています。しかし、開腹手術となると回復に数ヶ月かかるので、年齢的なこともあり、これからの治療法について悩んでいます。 卵巣との癒着があっても、腹腔鏡で卵管の切除はできるのでしょうか?また、手術をする場合、凍結受精卵を確保してから、手術に臨むべきでしょうか?あるいは、手術後に採卵から始めるほうが良いのでしょうか?
卵管水腫があると着床率が下がるという事は一般的に認められた事実です。卵管水腫の場合、周囲卵管水腫と周囲部分とに癒着が生じてしまいますので、卵管を全て切除することは難しいと思います。その場合は、子宮と卵管の交通性を遮断するために卵管間質部を切断することは有効です。この方法であれば、かなりの癒着があっても、腹膣鏡で行うことができると思います。手術は採卵前後に関わらずいつでもいいと思いますよ。 [2007年11月15日]
(院長:田中温)
年齢:29 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
産婦人科で不妊の検査をしたところ、内診時に針金の様な物を子宮に入れるときに、外子宮口があまりにも狭すぎて入らないといわれました。2mm以下の細い針金でやっても入らず、先生を困らせたほどです。
今までにこんなに狭い人を見たことがないということで、そこが狭いために、精子が入れないのではないかと言われました。 来月、生理直後に麻酔をして外子宮口を広げることになりましたが、どうしても不安です。 昨年、軽度異形性のレーザー手術を受けていますが、生理は28日周期で規則的ですし、生理痛もありません。出血も多すぎも少なすぎもなく、基礎体温も低温期14日、高温期14日です。 このような状態ですが、2点質問させてください。 1. 外子宮口が狭い人はなかなかいないものでしょうか? 2. 外子宮口が狭いと精子が通れず、妊娠できないのでしょうか?どうしても広げなければなりませんか?
1. 外子宮口が狭い人は大変少ないと思います。異形性のレーザー手術で、子宮口がかたくて狭くなった可能性があるように思われます。
2. 月経は規則的にきているようですね。外子宮口が狭すぎて、精子が通れないということはありません。ただ、今後、人工授精(AIH)や体外受精(IVF)などの治療をする際に、操作が難しい可能性があるでしょう。今後、どのような治療をするかによって、子宮を広げる手術をする時期をきめていけばいいと思います。担当医とよく相談されてまとめてください。[2007年11月15日] (産婦人科医:永吉基)
年齢:27 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:1回 人工授精:0回 体外受精:0回
結婚して4年、避妊をしていないのに妊娠せず、8月に受診をしました。おりもの検査の結果、クラジミアに感染していることがわかりました。主人も血液・尿検査を受け、結果は、以前感染していたということで、念のために1回きりの飲み薬を処方されて治療は終わりでした。私は、毎日3回の飲み薬を2週間服用し、再検査をして治っていると言われました。しかし、いつクラジミアに感染したのかわかりません。何年も放っていたとしたら、癒着などの恐れはありますか?腹腔鏡検査を・・と考えましたが、痛みがあるということなので、なかなか勇気が出ません。
また、クラジミアの再検査の日、すぐに卵管造影検査をすることになりました。卵管造影検査をする前に、ドクターが「クラジミアが治ってないと卵管造影検査をするのはよくないと言っていました。もし、万が一検査結果が間違っていて、クラジミアが完治していない状態で、卵管造影検査を行った場合、何がよくないのでしょうか?
一度クラミジアの治療を受けていますから、その後おりもの、腹痛などの自覚症状がないのであれば問題はないように思います。
クラミジアは人によって多少はありますが、症状があまり表面的にでない場合があります。そのため、あなたがいつ感染したのかが分からないことがほとんどです。クラミジアがいた場合、卵管造影検査をすることによって胚胞内にクラジミアが入りこんで、炎症を起こし、癒着する可能性がありますので、担当医はそのようにおっしゃったのだと思います。不安なことがあれば、担当医によく説明を受けられて下さい。[2007年11月15日] (産婦人科医:永吉基)
年齢:30 基礎体温:不明 生理周期:不規則 タイミング法:10回 人工授精:0回 体外受精:0回
月経周期3日目のFSHの値が83あり、通院中の先生から早発閉経だと言われました。体外受精(IVF)に向けてクロミッド゙を5日間服用し、月経周期8日目にLHが21、E2が36でした。
月経周期3日目に10.3mmの卵胞が1つあり、8日目にも1つ確認できましたが、成長は見られませんでした。排卵誘発剤に反応していないということです。とりあえず、治療を続けてみて、今後はHMG600単位を3日間注射する予定ですが、主治医からは可能性は低いと言われています。転院することも考えているのですが、自分の状況を冷静に考えてみたいと思い、ご相談しました。もう、方法はないのでしょうか?
ご質問の情報のみで判断するのであれば、やはり早発閉経と言えるでしょう。しかし早発閉経の方でも、妊娠された方が、当院でもいらっしゃいます。まずはFSHの値を下げるようにステロイドホルモンの投与が必要だと思います。その後の卵巣の反応を見ながら、根気強く治療を行えば可能性は0ではないと思います。
最終的には、当院では、腹腔鏡下に卵巣の組織の一部をとり、その中の胞状卵胞の数を調べて診断をします。[2007年11月15日] (院長:田中温)
年齢:27 基礎体温:不明 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されています。現在は、子供を望んでいませんが、将来的には希望しています。治療をしないと妊娠できないことは承知していますが、妊娠を希望した時になかなかできずに、「もっと早く治療すべきだった」と後悔をしたくないので、医師に相談し、排卵誘発剤を服用してエコーで確認してもらったところ、排卵が認められました。医師は、「これならいつでも妊娠できますよ」と言ってくださったのですが、子宮も基準より少し小さいと言われていて心配です。PCOSであっても、排卵が認められれば、妊娠は可能なのでしょうか?
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の第1の定義は、排卵障害です。もしも、自然周期で排卵が認められているのであれば、PCOSではありません。あなたの場合、排卵誘発剤を使った後に排卵を確認したということですが、どのような誘発法だったのでしょうか。クロミッドで排卵するのであれば、軽度のPCOSですので、十分妊娠する可能性はありますよ。また、子宮の大きさは、毎月排卵があるのであれば、元に戻るでしょう。しかし、自然周期で排卵がなく、何ヶ月も無月経の状態が続く場合には、子宮が萎縮していきますので、カウフマン療法などで、周期的に月経を起こす方が有利だと思います。[2007年11月1日]
(院長:田中温)
年齢:30 基礎体温:不明 生理周期:規則的 タイミング法:10回 人工授精:0回 体外受精:0回
3年前から下肢に紫斑がでるようになり、色々な検査を行って、先月やっとシェーグレン症候群だと診断されました。軽いステロイド治療から始めるということで、現在プレドニン5mgを1錠服用しています。今後の血液検査の結果しだいで、量は変わるかもしれません。
排卵日などは特に気にせず、通常に夫婦生活を続けていましたが妊娠せず、2年すぎた頃に不妊症のスクリーニング検査を受けました。結果は、私にも主人にも特に問題は見つかりませんでした。まだ若いからということで、タイミング法を続けていますが、まったく妊娠しません。 どうして妊娠できないのだろうと不安ですが、精神的なものが原因になっているのかもしれないから気にするな、と主人に言われます。しかし、シェーグレン症候群であることが判明した現在、気にしないなんてできません。 シェーグレン症候群が不妊の原因になることはあるのでしょうか?結婚直前にシェーグレンの兆候が出始めたこともあり、妊娠できないのはこの病気のせいではないかと考えずにいられません。シェーグレン症候群で、妊娠・出産した例はあるのでしょうか?不妊とシェーグレン症候群は関係しないのでしょうか?教えてください。
シェーグレン症候群は、膠原病の一種で、自己免疫異常とされています。不妊症の原因となりうるかどうかは難しいところですが、涙腺や唾液腺などの外分泌腺の分泌障害であることを考えると、子宮頸管や子宮内膜、卵管内の壁からの液の分泌障害が関与している可能性もありうるかもしれません。そうなると、シェーグレン症候群自体を治療する以外には、体外受精(IVF)による治療の必要性も現実味を帯びてきます。[2007年11月1日]
(産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:40 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:5回 人工授精:7回 体外受精:6回
治療歴3年になり、今回3回目の転院をしました。今の病院で、初めて、右の卵巣が極端に小さいと言われました。また年齢的にもFSH37、LH15と数値がかなり悪く、妊娠は難しいとも言われました。
これまでの治療では、採卵しても2〜3個がやっとでした。妊娠に卵巣の大きさは関係するのでしょうか?やはり、もう諦めなければならない時期にきているのでしょうか?何か良い方法があれば教えてください。
今まで2〜3個採卵できていたということは、卵巣には卵胞が発育する能力があると判断することができます。しかし、それがいつのことかにもよります。卵巣が小さくても、胞状卵胞が見えれば、大丈夫ですよ。本当に卵巣機能がなくなった場合には、卵巣すら見えなくなります。すなわち、胞状卵胞も卵巣も見えないという状態になります。卵巣が確認できるということは、十分な大きさがあると考えることができます。[2007年11月1日]
(院長:田中温)
年齢:40 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不規則 タイミング法:15回 人工授精:20回 体外受精:4回
2人目不妊で治療をしております。私は自力で排卵できず、注射で排卵させています。1人目(現在4歳)も同じ方法でようやくできました。人工授精(AIH)や体外受精(IVF)も行っておりますが、2人目はなかなかできません。主人には問題はありません。どうしても2人目が欲しいと思い、注射で排卵させる治療をもう何年も続けていますが、毎回うまくいきません。
担当医の話では、ホルモン関係、排卵障害、脳下垂体障害などが見られており、ストレスが原因で脳のホルモンを作る力がないということです。それで、5ヶ月前より、子宮を休ませるお薬を2種類飲んでいます。飲み終わると生理がくる、生理になったらまた同じ薬を飲む、の繰り返しです。しかし、あまり長い期間休んでいると子宮や卵巣機能がダメになるのではないかと不安になっています。また、毎日注射に通うのもストレスで、少し休みたいと思っていますが、よくないでしょうか。年齢的にもあまりゆっくりもしていられなくて、どうすればよいか迷っています。
元々、排卵障害があったのでしょうか。40歳でホルモンを作る力がなくなるというのは、少し早い気がします。カウフマン療法で生理をコントロールすることは悪いことではありません。まずは、月経周期3日目までの胞状卵胞の数・位置・大きさを観察することが必要です。すなわち、卵巣の反応する能力(予備能)がどの程度あるかということを正確に診断することが重要だと思います。その点を十分に診ていただいて、その後の治療方針を決めていってはいかがでしょうか。[2007年11月1日]
(院長:田中温)
年齢:30 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:5回 人工授精:8回 体外受精:回
30歳、結婚5年目の仕事を持つ主婦です。生理周期は、30〜34日程度(低温期:16〜22日、高温期:13〜14日)で、規則的です。基礎体温は二相性になっていますが、低温期と高温期の差が0.3度ほどです。
妊娠を望むものの、なかなか授からないので、ひと通りの検査をしました。結果、卵管閉塞はなかったものの、黄体ホルモン値が高温期の中頃でがくんと下がる黄体機能不全との診断を受けました。低温期が長くかかるのも、あまり望ましくないといったことも言われました。検査後、クロミッドを服用しての人工授精(AIH)を5回、注射での排卵誘発による人工授精を3回(いずれも、高温期に注射、黄体ホルモンを補充)行いましたが、いずれも妊娠することはできませんでした。今現在は、仕事の都合もあり治療はお休みしています。 やはり、黄体ホルモンがうまく働かないと、注射などで補充しない限り、自然妊娠はできないのでしょうか?他にも原因があるのかもしれないという不安もあり、高度治療に進むことも視野に入れていますが、その前に有効な検査や治療などあれば教えてください。
基礎体温と高温期のホルモン値から、黄体機能不全、また、卵の成長がやや遅いことが問題点としてあがります。クロミッドや注射で卵をつくり、黄体期にはホルモンを補充していますから、ひととおりの治療はされていますね。卵の数はいかがでしょうか?注射を打っても数個しかできないということはないでしょうか?今後、自然妊娠を考えるならば、腹腔鏡検査でおなかの中の癒着の有無や卵管采(卵管の先)の状態が問題ないかを調べることをおすすめします。[2007年10月2日]
(産婦人科医:永吉基)
年齢:47 基礎体温:不明 生理周期:不明 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
今年の12月で、48歳になります。先週、血液検査をした結果、FSHの数値が70でした。2年前より、早期月経閉鎖が始まっていることは周知していますが、2年前のFSHの値が42であり、現在の70がとても高い数値に思えて、何か病気になっているのではないかと少し心配しております。FSHが急激に上がるような病気はありませんでしょうか?またFSHの値が減少する方法についてもアドバイスをいただければ幸いです。
卵巣機能がほぼ閉経に近づいているということだと思います。決して異常な状態ではございません。少し閉経開始が早かったとお考え下さい。ピルを飲みますとFSHが下がりますが、これは卵巣機能が元に戻るというわけではありませんので、おそらく卵巣機能は正常に働かないと思います。残念ですが、このまま閉経が始まると思います。自然の流れですので、異常ではありません。[2007年9月15日]
(院長:田中温)
年齢:27 基礎体温:二相性ではない 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:0回
結婚して1年になります。現在は、仕事の都合で、まだ子供を育てられる環境ではないのですが、将来的には子供が欲しいと思っています。7年前に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断され、現在はプレマリンとルトラールを服用しています。
主治医には子供を望むようになれば、排卵誘発剤を使用しましょうと言われています。治療をすれば、妊娠はそれほど難しくないといいます。しかし、主人は、早目に治療を開始した方がいいのではないかと心配をしていますし、インターネットなどの情報を見ると、やはりPCOSの場合は、妊娠しづらく、みなさん苦労しているように思えます。実際のところ、専門医の先生方からみて、PCOSの妊娠は厳しいでしょうか?実際のところを教えて下さい。 また、今後後悔しないように、20代のうちに何かできることがあればと思っています。例えばよい卵を採って凍結しておくなど、準備できることはありますか?
ご家族に糖尿病の方はおられますか?もしもおられるのであれば、糖尿病の検査をされてみた方がよいでしょう。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で糖尿病を潜在的にもっておられる方が意外と多いということが最近言われるようになりました。もしも、糖尿病が見つかれば、糖尿病のお薬を飲まれるとPCOSも改善されることがわかってきています。できれば、早いうちに1人でもお子様をつくられた方がよいと思いますよ。[2007年9月15日]
(院長:田中温)
年齢:36 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:1回
いつも参考にさせていただいています。
私は両卵管閉塞(片方は重癒着)のため、不妊治療をしています。自然妊娠はあきらめていますが、卵管閉塞以外は特に問題はないので、卵管さえ通っていれば...と思うと本当に悔しい思いです。軽い癒着なら形成できるかもしれないのにと思うと更に悔しいです。 前置きが長くなってしまいましたが、卵管閉塞の場合、体外受精(IVF)以外に治療法はないのでしょうか?将来的に、人工卵管など代用できる物ができる可能性はあるのでしょうか?素人意見で申し訳ありませんが、現段階での専門家の先生のご意見をお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。
現在の時点では、「人工卵管」は、当分の間、ほとんど無理だと思います。体外受精(IVF)の方が、体にも、精神的にも、より負担は少ないし、現実的です。
人工的に子宮の内から卵管の閉塞部分を拡張して再疎通させる治療法はありますが、その設備がある施設はさほど多くありませんし、手術が成功しなかったり、再び塞がってしまう可能性も十分あります。また、保険は適用されますが、それでも高額治療になります。[2007年9月1日] (産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:34 基礎体温:不明 生理周期:不規則 タイミング法:0回 人工授精:0回 体外受精:5回
基本的なことですが、とても大切なことだと思い、メールをしました。お尋ねしたいのは、生理の1日目をどう判断するかということです。
生理初日は、「少しでも出血があれば朝でも夜でも1日目」「基礎体温が下がって、しっかりとした出血があった日を1日目」など、いろいろな話を聞きます。そもそも「しっかりとした出血」というのが曖昧で、よくわからないのです。もしかして出血量が多い2日目だと思っている日を指すのでしょうか?この生理1日目をどう捉えるかで、数日の差が生じると思います。その差で卵作りの開始日(薬の開始日)に誤差が生じた場合、治療に大きく影響するのでしょうか?
月経開始日がはっきり断定しづらい場合、まずは、きちんと基礎体温表をつけることが重要です。月経周期が不規則という場合、無排卵のためにおこる不正出血を月経と「勘違い」する場合もしばしばあります。また、肥満傾向にある場合には、インスリン感受性が低下することによって、排卵障害の原因となり、不正出血を起こすこともあります。そのようなときには、ホルモン剤(黄体ホルモンや卵胞ホルモンの合剤など)で人工的に月経をおこす場合もあれいます(消退出血)。
上記の観点から考えても、月経による出血であることが間違いないケースで、少量出血が数日続いた後に格的な出血になるような場合は、最も多い日を「月経2日目」と設定しても治療に差し支えないと思います。もちろん、基礎体温の変化も参考にすべきですが、基礎体温は1日程度のズレを否定できるほど絶対的なものではありません。経験上、月経開始日の設定が1日ズレたとしても、大半の場合は不妊治療に大きな支障はないと考えています。 また、カウフマン療法やクロミフェン(クロミッド、セロフェンなど)療法周期などの後、月経血量が減少する方もいらっしゃいます。自分では、月経開始日が判断しづらい場合には、月経血量も記入した基礎体温表をもとに、主治医にご相談ください、それでもはっきりしないときには、その周期は治療をキャンセルすることも考える必要があるでしょう。[2007年8月17日] (産婦人科医:粟田松一郎)
年齢:29 体型: 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:6回 人工授精:0回 体外受精:0回
初めまして。先日、他院で卵管造影検査をした結果、左右両方の卵管に癒着があり、腹腔鏡検査をすすめられました。私は、今年3歳になる子供がいて、自然妊娠ですが、1人目の時は妊娠までに1年かかりました。出産は普通分娩で、今まで感染症に罹ったこともありませんので、病院では、この癒着がいつからなのかわからないと言っていました。もしかしたら、産後太ったことが原因なのでは?などと1人で考えてしまっています。もしくは、1人目の時から癒着していて、幸運にも1人目は自然妊娠に至ったと考えるのが一般的でしょうか・・・。
腹腔鏡検査を受けることにかなりの恐怖心があり、できれば受けたくはないのですが、やはり受けないことには妊娠は程遠いでしょうか...
怖いかもしれませんが、腹腔鏡検査をして、早い時期に癒着の有無を確認された方がよいと思います。どうしても、今受けたくなければ、治療をステップアップして、人工授精(AIH)を数回試されてもよいでしょう。しかし、半年間を目安にして、人工授精でも結果が出なければ、腹腔鏡検査をして、癒着の有無を確認しましょう。
しかし、癒着があった場合、軽い癒着であれば腹腔鏡検査の時に剥離することも可能ですから、早めの検査、治療が望ましいと思います。[2007年8月17日] (産婦人科医:永吉基)
年齢:31 基礎体温:二相性 生理周期:規則的 タイミング法:12回 人工授精:1回 体外受精:0回
結婚して4年、不妊治療を始めて、1年が経ちました。不妊検査の結果、主人には問題はなく、私が高プロラクチン血症と診断されて、毎晩テルロン錠0.5を服用しています。プロラクチンの数値は17.4で、薬服用後はまだ測定していません。スクリーニング検査では、卵管検査で右卵管の通りがよくわからないと言われています。また、器具が入らなくて、子宮内膜検査ができなかたので、子宮内膜の状態は気になっています。
タイミング法で注射と排卵後にヒスロン服用を繰り返しましたが結果が出ず、5月に初めての人工授精(AIH)をしましたが、妊娠せず・・・その後もタイミング法で様子をみていますがうまくいきません。 タイミング法を続けるか、人工授精にチャレンジするか・・・それとも体外受精(IVF)を考えた方がよいのか・・・と迷っています。担当医は、「まだ若いし、特に問題も無いから大丈夫!」と言ってくれて、人工授精も特にすすめません。また、この病院では体外受精は行っていないようです。どうすればよいでしょうか?
不妊スクリーニング検査をひと通り行って、異常を認めないにも関わらず、40歳を過ぎても妊娠しないご夫婦はたくさんいらっしゃいます。ただ、「検査で異常が見つからない」ということと「異常がない」ということは、イコールではありません。あらゆる検査を行っても、不妊原因を特定できないことは十分にありうることです。
一例を挙げるならば、子宮卵管造影検査で、卵管が通過していたとしても、卵巣から排卵した卵が卵管の穴に入って、子宮の中まで到達しているという保障はできません。また、精子と卵子が出会うことができたとしても、実際にきちんと受精できているかどうかは確認できません。 誰にでも体外受精(IVF)をすすめようという意図はまったくありませんが、ただ、はっきりといえることは、女性の年齢は間違いなく、卵巣の働きや卵子の質に影響を与えるということです。個人差はありますが、一般的に30歳を過ぎると徐々にではありますが、妊娠率は低下し、流産率は上昇します。ダウン症という染色体異常の発生率も、自然妊娠か不妊治療による妊娠に関係なく、女性の年齢に大きく影響を受けます。 不妊治療を受ける場合は、中期もしくは長期的な展望をもった上で、取り組む必要があります。より負担の少ない、手軽な治療で妊娠できるにこしたことはありませんが、あまりそれにこだわりすぎると、体外受精などの治療に入るのが遅れてしまう場合があります。不妊治療は大きく分けて、タイミング法→人工授精(AIH)→体外受精(IVF)→顕微授精(ICSI)の4つになります。何回か行って結果が出ない場合には、次の段階へステップアップする判断も必要だと思います。それぞれのカップルで、もっている事情も違いますし、不妊治療に対する考え方も違いますので、最終的にはご夫婦で決めていただくことになります。「もっと早くやっておけば妊娠できたのかもしれない」という結果にならぬよう注意が必要です。[2007年8月17日] (産婦人科医:粟田松一郎)
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